共演者には、ドン・キホーテの思い姫ドルシネア/アルドンサ役に、2002年に歴代最年少で同役を勤め、昨年(2004年)にはミュージカル大作『ミス・サイゴン』でキム役を見事に演じた松たか子さん。
松さんは1995年6月青山劇場での『ラ・マンチャの男』のアントニア役でミュージカルデビューをしており、丁度10年目の節目を迎えて、原点とも言うべきこの作品に挑むことになります。
またドン・キホーテの忠実な従者サンチョには、1995年から同役を378回演じ、さらに役作りのために今年もスペインに出かけてきた、という佐藤輝さん、カラスコ博士に2002年5月の博多座公演から登場の福井貴一さん。さらに、松たか子さんが生まれた1977年より牢名主/宿屋の主人を通算674回演じ続けて、幸四郎丈に次ぐ古参となる上條恒彦さんが、今回も同役で出演し、舞台を引き締めます。
そして今回は、これまでアントニオ役で出演の松本紀保さんが演出補としてスタッフ側に回り幸四郎さんをサポート、新たに『THE
FANTASTICKS』(1999)、『FAME the Musical』(2003)に出演の山崎直子さんがアントニア役として帝劇に初登場となります。
揃って黒の洋服に身を包み、胸に深紅の薔薇を挿して会見場に現れた出演者たちは、今回の公演への意気込みをそれぞれ次のように語りました。