それによると、1月頃より本人の体調が優れないということがあり、これまでも大事をとってきたが、先日の精密検査の結果、短期間ではあるが入院が必要な病気であるという診断が出て、治療のため激しい運動を止められたとの事。
ここで無理をさせて病状を悪化するよりは、休養を取って一日も早く皆さんの前に無事な姿をお見せすることが大事だ、という判断で今回の運びとなったそうです。
ファンの方はもとより、一番無念なのは後藤沙緒里さんご本人ではないかと拝察しますが、幸い病状はそれほど重いものではなく、生活に支障をきたすほどではないそうなので、一日も早い復帰を心待ちに致したいと思います。
会場では、後藤さんからの以下のメッセージも流され、ファンからは暖かい拍手が巻き起こりました。
【後藤沙緒理さんからのメッセージ】
皆さんこんにちは、後藤沙緒里です。ホームページで知っている方もいらっしゃると思いますけれども、1月に入ってから少し体調を崩してしまいまして、病院で検査を受けましたところ、短期間ですけれども入院するようにと言われてしまいました。退院後はちゃんと声の仕事も出来ます。でも経過治療のために激しい運動も負担になるということなので、頑張ろうと思っていましたけれどもミュージカルに出演することが出来なくなってしまいました。そして新しいちとせ役はG.G.F.の中山恵里奈さんが演ってくださいます。いろいろと大変だろうけれども皆さんが力を合わせて頑張って欲しいなと思っています。そして、一緒の舞台に立つ事は出来ませんけれども、私も応援しています。皆さんもとっても素敵な舞台になるように応援してください。宜しくお願い致します。
その後藤さんの分まで頑張ろうと、ミルフィーユ役の富田麻帆さん、蘭花役の小出由華さん、ミント役の川口真理恵さん、ヴァニラ役の明坂聡美さんがステージに登場。
代表して富田さんが、「今、皆さんにも沙緒里ちゃんからのメッセージを聞いて貰ったと思うんですけれども、私たち出演者一同、スタッフ一同凄く残念に思っております。けれども早く沙緒里ちゃん元気になって観に来て欲しいなって、沙緒里ちゃんの分も一生懸命踊って頑張るので、皆さんも一緒に応援してください。」とご挨拶を行い、会場からは再び暖かい拍手が起こります。
そして新たにちとせ役を演じることになった中山恵里奈さんも駆け付け、「皆さん、さおりんの代わりに烏丸ちとせ役を演らせていただくことになりました中山恵里奈です。本当に突然の連絡だったので、何か本当に驚いてしまいまして、勿論一番驚いたのはやっぱり後藤さんが体調を崩してしまったという事なんですけれども、それで代わりに自分が演ることになったのですが、本当にさおりんはちとせの事を大切にしていて、そのさおりんの代わりが本当に務まるか解りませんが、精一杯努力したいと思います。宜しくお願いします。」とやや緊張の面持ちで意気込みを語りました。
その後、4人でビートの効いた歌「♪エターナル・ラブ」に合わせてダンスも披露。思わぬ飛び入りに観客もノリノリで盛り上がって、ミュージカルの公演への期待もさらに膨らみます。
踊り終わった4人は上気した面持ちで、それぞれに
「今回、後藤さんがこのような結果になって本当に残念ですけれども、私たちも後藤さんの思いを受け継いで一生懸命頑張りたいと思います。とにかく一生懸命ミュージカルでは頑張りますので、みなさん是非々々観に来てください。」(明坂聡美さん)
「今回は佐緒里ちゃんが出ないという事で、由華も凄く寂しいです。でも沙緒里ちゃんの分まで6人力を合わせて、6人の絆とか友情を上手く伝えられるように、そして観に来てくださった皆様が、また観に来たいなとか、観に来て良かったと思っていただけるようなそんなミュージカルにしたいと思います。頑張りますので宜しくお願いします。」(小出由華さん)
「今聞いて貰ったんですけれども、実は皆、裏で凄い緊張していて「どうしよう、どうしよう。」ってギリギリまで振りを確認しているくらいだったんです。これから一ヶ月間毎日私たちは稽古をして頑張るので、皆さん、後藤沙緒里ちゃんを応援しつつ、私たちも頑張りますので来てください。ありがとうございました。」(富田麻帆さん)
「昨日もですね、後藤さんとメールをしていたんですよ。そしたらやっぱり、今日このステージに立てなかったことと、ミュージカルを一緒に出来ないことを凄く悔やんでいて、「ホントにゴメンネ。」って凄く言っていたんですよ。なので、本当に後藤さんの分もちゃんと精一杯やりたいと思います。頑張ります!」(川口真理恵さん)
と改めて公演への意気込みと熱意を語りました。
さらに当日、出演できなかったフォルテ役の白川さんからも「今まで一緒にレッスン頑張ってきたのに、凄く残念だよ。でもさっちゃんが頑張るのと同じだけ、私たちも頑張るからね。元気になったら稽古場にも遊びに来てアドバイスしてね。頑張るよ!」とのメッセージが届けられ、今回の事で出演者の結束も一段と固まった様子。
そして「入院中の後藤沙緒里さんに1000人の入場者と出演者がそれぞれ一人一羽づつ鶴を折って、千羽鶴にしてお見舞いとして届けたい。」という司会者からの提案があり、集まったファンの方々は折紙にメッセージを書くなど、それぞれに後藤さんの回復への思いを込めて鶴を祈っていました。