●最初に1900回を迎えた感想を教えてください
泉見「1900回と言う事は、観てくださっているお客様に初演の時からこの作品を愛されている方が沢山いらっしゃると思います。僕は1800回記念の時がマリウス役のデビューだったので、そういう方に比べるとまだまだで、これからもっともっと掘り下げて、一回一回進化し続けて行けるように、目標高く頑張って行きたいなと思っています。」
知念「私は今回からなので、本当に13回しか未だ参加していないんですけれど、もっともっと回を重ねて行く時にも参加して、素敵な瞬間をステージで味わえるといいなと思っております。」
山口「1900回記念公演に出演出来て、ホントに今まで生きてきて良かったな、とつくづく思いました。どうもありがとうございます。」
徳井「正直言って1900回と言うのがピンと来ないくらいの感じです。ピンと来ないな、ってくらい凄い回数です。」
坂元「僕もやっぱり未だ『レ・ミゼ』始めて3年目で、1900回と言う公演をあまり重みを感じていない自分がちょっと恥ずかしい気持ちで居ます。」
徳井「感じてないんだ(笑)」
坂元「もっともっと感じつつ、感じつつ明日から・・・」
徳井「感じすぎて解からないんだ。」
坂元「日々頑張って行きたいと思っています。宜しくお願いします。」
●今日、みなさんで「こう言う風に頑張ろう」という話はされましたか
山口「昨日から徹夜でみんなで・・・ずっと話し合っていました。」
徳井「ちょっと目がしょぼしょぼしているみたいな(笑)。」
山口「ええ。」
徳井「(実は)全くありませんでしたね。」
●本当に徹夜なさったのですか
山口「え? (笑)」
●では意思の統一は出来ていた、と
山口「ええ、今日ご覧になった通り、完璧な舞台でした。はい。」
徳井(笑)
●お客様の反応も凄かったですね
山口「そうですね。まあ、僕たちが出ていますから。」
(一同爆笑)
●最高のメンバーで迎えられた、と
山口「やはり、徹夜のミーティングが・・・」
徳井「ミーティングがね(笑)。ミーティングに尽きます。」
●どんな事を話されたのですか
山口「では、一言づつ」
泉見「徹夜でですか・・・あの、そうですね(笑)、いつもと同じようにしっかりやりましょう、と言うような事を徹夜で、はい、語り合いました。」
知念「より愛されるコゼットになるように頑張りなさい、っていう話をしました、徹夜で。」
山口「今日この日のために、自分の人生を全て掛けて燃焼しきってしまおうと、頑張ってみました。以上です。」
徳井「大丈夫なんですか? こんな話して(笑)。少し僕は緊張しました。意味無く。別に何も自分ひとりで1900回やっている訳ではないんですが、何となく緊張してしまいましたね。」
●5月の24日には2000回ですよね。もっと緊張されるのでは
徳井「2000回の時に僕は出ておりませんので。でも何て言うんでしょう・・・その・・・」
山口「そういう事ですよ」
徳井「そうですよね、はい(笑)。」
●知念さんは今はお若いので娘役のコゼットですけれども、今後何年も続くとエポニーヌ役とか有り得ますか
知念「いいですね。それぞれに本当に素晴らしい役なので、私はお客さんで観ていると、いつもどの役にも共感するので、そんなお話が有ると嬉しいですね。」
●泉見さんと知念さんは最後はハッピーエンドで終わりますけれども、愛は芽生えましたか
知念「芽生えてますよね。」
泉見「そうですよね。」
山口「凄いですよ。楽屋の方が二人は凄いですね。本当にうらやましい。出来れば後ろからポカッとやりたいですね。とても幸せな二人です。」
泉見「(笑)誤解されますよ!」
知念「泉見さんとはとても仲良くさせていただいて。」
泉見「舞台上ではね、本当に愛し合っていますけれど・・・」
知念「何か、嫌いみたいじゃないですか!」
(一同爆笑)
山口「嫌うなよ!」
泉見「そんなことはないですよ(笑)。大好きです。」
知念「ねえ。」
と、お互いに冗談とも本当ともつかない会話と笑いの中、インタビューはまだまだ続きます。
「インタビュー - 後編 -」に続く