(市村正親さん)
(会場に居るカンパニーに向かって左手を挙げて)皆さん、貰ったよ。お疲れ様でした。
『ミス・サイゴン』では僕は初演の13年前・・・もう14年前になるのかな、1年半ロングランさせて貰い、あの時は僕個人で大賞を貰ってしまって、カンパニーに申し訳ないなあ、と思っていました。『ミス・サイゴン』というのは装置の規模が大掛かりなので、いつ再演するか、いつ再演するかと思っていても、『レ・ミゼラブル』の様に毎年再演されない『ミス・サイゴン』。ああ、いつかな、いつかなと思ったら、ようやっと再演出来て、再演の時にまたこういうような素晴らしい賞が頂けた『ミス・サイゴン』という作品は、カンパニーの皆もそうだと思いますが、僕自身の俳優人生を変えた作品でもあります。
ちなみに個人的なことではありますが、このエンジニアという役は年齢不肖な役なので、また再演がある時は、挑戦したいと思っております。その時はまた違った賞が取れるように頑張っていきたいと思います。この100万円は――あの時は確か個人で貰ったんですけれども――今回は製作の方がそれに多少上積みをして皆に記念品を作ってくれる、というような事を聞いております。皆さん、楽しみにしていましょう。どうもありがとうございました。
(松たか子さん)
ありがとうございます。長い期間の公演を、非常に大きなカンパニーで乗り越えられたことは誇りです。そしてまたスタッフの方やキャストの皆さんとこういう形で再会出来て幸せです、ねっ(笑)。再演があるとして、――エンジニアは年齢不詳ですが、――キムは・・・年齢というハードルはありますが、もし必要でしたら声を掛けてください(笑)。ありがとうございました。 |