シアターフォーラム    
シアターフォーラム 今村ねずみ×山口馬木也『蜘蛛女のキス』開幕

 1976年にアルゼンチンの作家・マヌエル・プイグによって、二人の会話だけで綴られた小説「蜘蛛女のキス」が出版されました。1981年にはプイグ自身によって戯曲化されてスペイン・マドリードで上演、1985年にはウィリアム・ハート主演で映画化され、1991年にはミュージカル化もされています。

 登場人物は2人。政治犯として捕らえられている反体制の革命家・バレンティンと未成年者に対する猥褻行為で逮捕された母親思いの同性愛者・モリーナ。
 牢獄の中で2人は、モリーナが語る映画「黒豹女(キャット・ピープル)」の話で、共に抱える退屈・不安・絶望などを紛らわせていました。
 
 モリーナを演じるのは、"ザ・コンボイ”のリーダーである
今村ねずみ。『THE CONVOY SHOW』の作・構成・演出・出演を手がけて、全国に多くのファンを持ち、2001年には2日間の武道館公演も完売させた"ザ・コンボイ”ですが、今年はその活動を休止して、このモリーナ役に挑戦します。
 対する政治犯・バレンティン役には、1996年のデビュー以来、多数のテレビドラマや映画で活躍。舞台でも『三人姉妹』『マクベス』(蜷川幸雄演出)や、『剣客商売』(明治座)、『丹下左膳』(新橋演舞場)などに出演し、最近ではテレビドラマ「anego〜アネゴ〜」やNHK朝の連続テレビ小説「ファイト」などでも好演の光る注目の若手俳優、
山口馬木也が演じます。
 
 性格、信条の全く対照的な2人が、閉ざされた空間の中で、人間と人間のぶつかり合い、反発と受容を繰り返す中、同性に対する友情、異性に対する愛情、…混然とした中で浮かび上がる「心」の心理描写に魅せられてください。
 
 本当の愛がここにある。───




   
モリーナ・今村ねずみ

撮影:大原狩行
ヴァレンティン・山口馬木也
『蜘蛛女のキス』

作:マヌエル・プイグ
演出:松本祐子
翻訳:常田景子

モリーナ:今村ねずみ
バレンティン:山口馬木也

【東京公演】
期間:2005年9月2日(金)〜11日(日)
会場:アートスフィア(天王洲アイル)
金額:S席7800円 A席5800円
問い合わせ先:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337

【名古屋公演】
期間:2005年9月14日(水)〜16日(金)
会場:名古屋市芸術創造センター
金額:7800円
問い合わせ先:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

【大阪公演】
期間:2005年9月19日(月・祝)〜23日(金・祝)
会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
金額:S席7800円 A席5800円
問い合わせ先:シアター・ドラマシティ 06-6377-3888


梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 


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