今回、初演時にそのファンタジーな世界を作り上げた小劇場界の個性的な面々はそのままに、「カビ人間」と「おさえ」、「聡」と「真奈美」という二組のヒロイン＆ヒーローを一新。
美しい心と醜い容姿をもった「カビ人間」には、外部公演・初主演となるラーメンズ・片桐仁、思っていることの反対の言葉しか喋れなくなった娘「おさえ」にこれが初舞台となる中越典子。そして、旅行中にこの不思議な世界に入り込んでしまうカップル「聡」と「真奈美」には、劇団Studio
Life所属で若手人気俳優の姜暢雄と、人気モデルで初舞台に挑戦の土屋アンナが配役されました。
初日を前にして行われた会見で、演出のＧ2氏は
「今回は四人が新キャストで、それ以外は再演のメンバーがほとんどなので、再演の濃いキャストの中で新メンバーはプレッシャーがあったと思う。でも、その中でがんばってくれていたので、その成果を出してくれると思います。中越さんは、前回公演の時にやったワークショップに参加してくれたくらいなので、今回おさえに決まって、挑戦してくれているのは嬉しいです。」とコメント。
そして4人の新キャストはそれぞれに
片桐仁さん「初日もまだですので、まだ主役という実感はないのですが、とにかく今は早くカビ人間の純粋さに少しでも近づけるように頑張っています。ただ、衣装はとっても熱くて汗をかいてしまい、外見から（カビ人間）に近づいていっているような気もしますけど（笑）。中越さん・土屋さんは、全く違う魅力を持っていて、それがカンパニーにいい雰囲気を作っていると思います。」
中越典子さん「気持ちと反対のせりふを話す役なので、時々本当の気持ちを叫びそうになっちゃって、てんてこまいになるときもありますが、早く初日が来てほしいと、どきどきしています。片桐さんは、舞台ではパワーがある方ですが、実際お会いすると、照れ屋でかわいくて純粋な方だと思いました。カビ人間にもぴったりだと思います。」
土屋アンナさん「今回初舞台ですが、殺陣とかがあって、とっても楽しいです。劇中で歌う歌があるんですが、G２さんと一緒にメロディーをつけました。結構良い歌に仕上がっていますので、楽しみにしてください。」
姜暢雄さん「劇団以外の公演は初めてなのですが、楽しみにしています。」
と、抱負を語ってくれました。
『ダブリンの鐘つきカビ人間』東京公演は11月13日まで
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東京公演 》
