musical concert『MITSUKO 』und Highlights - "Elisabeth","Mozart","Jekyll&Hyde"  
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井上芳雄インタビュー

井上芳雄 インタビュー 1/2

井上芳雄●(昼の部の)コンサートを終えた感想はいかがですか
 あまり実感が無いと言うか、夢の中に居るみたいな感じでずっとやっていました。『モーツァルト!』も演りながらだったのでちょっと準備が大変で、バタバタと準備をしていて、後はドイツ語、――僕はドイツ人の役だから、一幕の『MITSUKO』は全部ドイツ語なんですよね。だからドイツ語を覚える、というか勉強して歌えるように、喋れるようにするのはとても大変だったんですけれども、終わってみると、何かまだまだ終わった実感が、演った実感も無いですね。でも凄くお客様が暖かくて、「ああ、海外で演っているんだな。」という感じはしました。

●このコンサート出演の話を聞かれた時にはどう思われましたか
 一路さんとは何回もご一緒させていただいている上に、『DIVA 2004』にも出させていただいて、その時にUWEさんとも初めて一緒に演らせていただいて、UWEさんは凄い方なので凄く勉強になったんですよね。それで「ああ、こんな凄い人と一緒に演れて良かったなあ、又演れたらいいなあ。」と思っていて、UWEさんとも「又演れたらいいですね。」とは言っていたんですけれど、まさかこんなに早く、しかもウィーンで実現するとは思っていませんでした。外国の人前で歌ったのは、今日が初めてなんですね、・・・まあ、当たり前なんですけれど。そういうチャンスが来るとも思っていなかったですし、やっぱりそれは経験として是非やらせていただきたいな、と思いました。

●『MITSUKO』は今回が初演になりますけれど、役柄としてはいかがですか
井上芳雄  本当はハーフの役なので、こちらの人には誤解をされたり、混乱されると思うんですけれど、でも本を読むとミツコさん自身も凄く面白い人だし、その子供のリヒアルトももの凄く面白い。どちらかと言うと、現代の世界ではリヒアルトの方がとても影響が有った人みたいで、「パン・ヨーロッパ」を創って、EUの基となったという。まあ、部分部分ではあったのですけれど、そういう人を演じられるというのはとても面白いです。今日、歌いながら思ったんですけれど、演説の歌(「♪パン・ヨーロッパ」)が有って、僕、ああいう演説調の歌を歌ったのは初めてかもしれないなあ。何か「悲しいんだ」みたいな歌はいっぱい歌っていたんですけれど、ああいう力強い歌って(初めてかもしれない)。ワイルドホーンさんの曲も素敵なので、今まで演ったことが無いような役で、面白いです、凄く。

●その「♪パン・ヨーロッパ」が一番観客からの拍手も多かったですよね。ドイツ語もちゃんと解るきれいなドイツ語だとロビーで観客も誉めていました
 火事場のクソ力では無いですけれど、時間が無いけれど演らなくちゃいけない、舞台に立って歌わなくちゃいけない、となった時に凄く必死になって、多分いつもの倍くらいの集中力でやったのが、もしちゃんと届いていれば凄く嬉しいいな、と思います。大学で一年だけドイツ語をやっていたんですよ。でも、それは第2外国語にしちゃったので、それを第1外国語にしておけばもうちょっと、と思うんですけれど、でもやってみたら本当にドイツ語がきれいだと言われたりして、全然そんな事を思ってもいなかったから、新しい道が開けたではないけれど(笑)、全然予想外の反応だったですね。

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