インタビュー
 松重豊さん−3

松重豊さんに聞く−3

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汗がすごいですね。
【松重】 ごめんなさい、走ってきたばかりなんで。汗、抑えてはいるんですが。

それは申し訳ありません。ところで、蜷川さんの演出も含めて松重さんのハンニバルの作り方、見せ場というのは 松重豊さん
【松重】 ハンニバルというのは、いつの時代にも居るありがちなバカな政治家の典型みたいな人物でして、それを出来るだけ・・・魅力的に見せるとかそういうことは考えていないんですが、こういう人っていつの時代にもどんな世の中にもいるんだなっていう、ちょっとしたバカさ加減とか、愚かさ加減みたいなものをデフォルメして作れたらいいなあ、と思っていますけど。

シーンとしては、ヒメ女とヒイバアと3人でいることが多いですね
【松重】 基本的にはヒイバアと二人でヒメ女と言う女王を、いかに女王としてこの国を機能させていくかということに頭を廻らせているんですけども、それがどんどん上手くいかなくて、最終的には、もうクーデターを起こしてしまうという・・・大衆煽動をしつつ、それも可能じゃなくなって、王の方も操作できなくなって、破綻してしまう・・・という。

稽古風景より
カン違いした官僚みたいな
【松重】 そうですね。いつの時代にも繰り返し出てくる人物なんじゃないかな、と思って。それを生真面目に愚かしくやれたら面白いかなと思っています。
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