シアターフォーラム    
シアターフォーラム 今年もアニーと仲間たちに逢える! ミュージカル『アニー』制作発表

会見写真
後列左より:川原多美子、岩崎良美、目黒祐樹、辺見マリ、本間憲一
前列左より:加藤茜、服部杏奈
 1986年の日本初演以来、多くのファンに愛され続けて毎年欠かさず公演が行われ、昨年は20周年を祝ったミュージカル『アニー』。
 21年目となる2006年もますます輝き続けるこのミュージカルが、4月22日より東京・青山劇場で上演されることになり、その制作発表会見が1月25日に都内のホテルで行われました。


 『アニー』と言えば、1930年代の世界恐慌に見舞われたニューヨークを舞台に、常に明日を信じて明るく生きる孤児のアニーを主人公に、ストーリー、ダンス、歌が一体となって、明るく元気で観る者に活力を与えるミュージカル。

 その核となるアニーを始めとする子役たちは毎年厳しいオーディションを経て選ばれますが、今年も9000人を超える応募者の中からアニー役を射止めた加藤茜さん、服部杏奈さんのお二人を始め、28人の才能と個性に溢れるキッズたちが、スマイル組とトゥモロー組のダブルキャストに分かれて舞台狭しと活躍します。

 製作発表にアニーの扮装をして登場したアニー役のお二人。衣裳を着けてのお披露目に「とっても嬉しいです。これからもっともっと皆さんに観て貰って、似合ってるなと思って貰えればいいなと思います。」と加藤さんが明るくご挨拶をすれば、服部さんも「衣裳を着るのは2回目なんですが、未だ馴れなくて凄く緊張しています。」と言いながらも笑顔は全開です。

 「明るくて前向きなアニーになりたいです。」と言う服部さん、「アニーは孤児院暮らしで寂しくてご飯もなかったり掃除ばかりしているけれど、私は苦労したり寂しかったりしたことが余り無いので、そういうところを色々勉強して明るくて元気で前向きなアニーにしたいです。」と話す加藤さん。
 「普段でも辛い時は笑顔で楽しい事を思って、自分の気持ちを前向きに持っていく。」というお二人を始めとして、28人の子役たちが舞台に勢揃いすると、会場には一気にパワーが溢れ返ります。


 そして、その子供たちを支える大人の出演者たち。
 アニーを養女にと願う大富豪のウォーバックス氏には、目黒祐樹さんが今年初めて扮します。
 この役を熱望していたという目黒さんは、「『アニー』は去年でちょうど20周年、今年からは21年目の新しいシーズンに入ります。この20年間という歴史と責任の重さをしっかりと受けとめながら、未来に繋がっていくように子供たちとも力を合わせて全力で頑張って参りたいと思います。」と力強く語り、またアニー役のお二人とは始めて顔を合わせたということで、「恐らく主人公のアニーもそうだろうと思うんですけれど、二人のアニーは目に輝きが込められていて、その中に愛と希望と勇気が感じられる、とっても力強い頼もしいアニーだと思いました。しっかりとタッグを組んで素晴らしい作品に創り上げたい。」と、さらに意欲を燃やします。

 そして、孤児院の院長、ミス・ハニガン役を務めるのは、こちらも今回が初登場となる辺見マリさん。
 「とっても望んでいた役です。本当にちゃんと務められるかな、という心配は有りますが、そんな事を今は言っている場合じゃございません、しっかりと務め上げたいと思います。でも、まだまだ皆様に迷惑を掛けることもあるかも知れませんが、この役に関しては女性の可愛さを残しながら優しく厳しくイジメ抜きたい、ワル役に徹したいと思います。」と、こちらも気合の入った御挨拶。「子供たちのパワーに負けないように、パワーをお互いに出し合いながら、吸収しあって楽しく、イジメるんだけれど「ミス・ハニガンに会いたいな」と毎日稽古場で思って貰えるようなハニガンになりたい。」と、子供たちとの共演が楽しみなようです。

 ウォーバックスの秘書、グレース役には今年で5年連続となる岩崎良美さん。
 「ホントに大好きなこのミュージカル『アニー』に今年も参加させていただくことをとても嬉しく思っております。先程も目黒さんに「良美ちゃんは5年目だったら目をつぶっていても出来るでしょう」と言われたんですけれども、初めての方と気持ちは同じです。素敵な舞台を創っていきたいと思います。」と笑顔でコメント。「毎年、今回のグレースはちょっと子供好きに作ってみようとか、ビジネスウーマンとして仕事に対する姿勢を強く出そうとか決めてやってきましたが、今年の2006年は、子供の居ない生活の中で、アニーと出会って自分が変化して行くところを上手に表現的たらと思っています。」と定評の有る役作りに、さらに磨きを掛けます。

 アニーを狙うルースター役の本間憲一さんは、過去2年間の製作発表会見を仕事の都合で席されていたため、「今年で3年目なんですけれども、製作発表は初めて出ることになりました。」というご挨拶。昨年はタップ・キッズと共に得意のタップを踏むシーンも有りましたが「今年ももちろん、本気で行きたいと思います。」ということで、また華麗なステップが見られそうです。

 昨年、この『アニー』のリリー役で初舞台を踏んだ川原多美子さん。「今年2年目ということで、この大好きな『アニー』のカンパニーの皆さんとやらせていただくことになって、本当に嬉しく思っております。子供たちやアニーのカンパニーの皆さんから色んな事を学んで、昨年とはまた違ったリリーとして皆さんとお会い出来るように頑張りたいと思います。」と、さらなる飛躍を誓います。

 

加藤茜,服部杏奈
左より:加藤茜、服部杏奈

目黒祐樹,加藤茜,服部杏奈,辺見マリ
左より:目黒祐樹、加藤茜、服部杏奈、辺見マリ

アニーズ
アニーズ

タップキッズ
タップキッズ

加藤茜,服部杏奈
左より:加藤茜、服部杏奈

 会見の最後は子供たちを中心に全員で、劇中の名曲「♪トゥモロー」を歌った出演者たち。この夏には大阪・名古屋を始めとした全国巡演も予定されているとのことで、今回で6回目となるブロードウェイの演出家ジョエル・ビショップ氏の下、21年目の新たな歴史を刻み始めた『アニー』は、さらに円熟味を増して夢と感動を与えてくれることでしょう。

 (1月30日:追加) 新たにこの制作発表での出演者のみなさんのご挨拶を動画で掲載いたしました。下記の特集・動画ページからご覧いただけますので、21代目アニーのお二人を始め、新たな一歩を踏み出し始めたカンパニーのスタートをどうぞご覧になってください。



丸美屋食品ミュージカル
  
『アニー』

 出演:加藤茜(アニー・スマイル組) / 服部杏奈(アニー・トゥモロー組)
    目黒祐樹、辺見マリ、岩崎良美、本間憲一、川原多美子、嶋崎伸夫  他

日程  2006年4月22日(土)〜5月7日(日)
会場  こどもの城 青山劇場
料金  S席 7,800円  A席 5,800円 (税込)
(3歳以下の子供は入場不可。
  チケットは一人一枚が必要。)
前売開始  2006年1月27日(金) 10:00〜
チケット  キョードー東京 03-3498-9966(1月27日・特電)
 03-3498-9999(1月28日以降)  
ほかプレイガイド
お問合せ  アニー事務局  03-6215-0404 (直通)
キョードー東京 03-3498-9999

『アニー』公式サイト 

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