19世紀末のロシア、ペテルブルグ駅。
突然の列車事故が起こる。
そこに偶然居合わせたロシア高官カレーニンの妻アンナ・カレーニナと、若き陸軍士官・ヴロンスキー。
お互い強い印象を覚えた二人ではあるが、その先に待ち受ける運命を知る由もなかった・・・
いよいよ待望の日本初演まで10日余りとなったミュージカル『アンナ・カレーニナ』。
これまでにも幾度となく映画化・舞台化されているトルストイの不朽の名作「アンナ・カレーニナ」をミュージカル化。1992年にブロードウェイで上演され、1993年のトニー賞では4部門にノミネートを果たした秀作です。
修辞・訳詞は『エリザベート』『モーツァルト!』など大ヒット公演を次々と手掛ける宝塚歌劇団の小池修一郎。演出は幅広いジャンルで活躍する自転車キンクリーツカンパニー主催の鈴木裕美。更に美術には『太平洋序曲』で2005年度トニー賞ミュージカル装置デザイン賞に日本人で初めてノミネートされた松井るみを起用するなど、スタッフ陣には日本演劇界のトップクリエイターが集結して、この日本初演となるミュージカルを手掛けます。
そして、映画ではヴィヴィアン・リーやグレタ・ガルボなどの名女優が演じてきた激しい愛に生きる女性アンナ・カレーニナを演じるのは、自身のリサイタル「DIVA
2001」で楽曲の一部を披露し、この作品を日本のファンに知らしめた一路真輝。
そのアンナと運命的な恋に落ちる若き陸軍士官ヴロンスキー役には、同じく「DIVA 2001」でも相手役を務め、今やミュージカル界で若手No.1の地位を確立している井上芳雄。
さらにアンナの義理の妹・キティを一途に愛する賢明で純朴な青年レイヴィンには、テレビ・映画などで注目を集め、本作がミュージカル初挑戦となる葛山信吾。
アンナの歳の離れた夫カレーニンには、所属する劇団青年座での公演を始め、『ファンタスティックス』などの舞台、そして映画、TVでも活躍の目覚しい山路和弘。
他にも小市慢太郎、新谷真弓、春風ひとみなど幅広いジャンルから実力派の俳優達が集まりました。
シアターフォーラムでは1月上旬に稽古場にお邪魔して、一路真輝さん、井上芳雄さん、葛山信吾さん、山路和弘さんというメインキャスト4人にインタビュー。
この作品の見どころや、舞台に賭ける意気込みなどを伺って参りました。
このインタビューは下記の特集・動画ページより動画とテキストでご覧頂くことが出来ます。
どうぞ出演者たちの熱いメッセージをご覧いただき、まもなく幕を開けるこの舞台の素晴らしさの一端を感じ取っていただければと思います。