2006年2月9日(木)から4月2日(日)まで、東京・ル テアトル銀座をはじめとして全国8ヶ所で日本初の公演が行われるミュージカル『アンナ・カレーニナ』で、2005年12月3日の東京公演チケット発売日前にも関わらず、東京・大阪公演の追加公演が決定し、その要綱が発表されました。
追加公演は、東京が2006年2月21日(火)18:15開演、大阪は3月5日(日)17:00開演。チケット発売日はそれぞれ一般発売日と同じく、東京分が2005年12月3日(土)、大阪分が2006年1月14日(土)となります。
1873年に発表された、ロシアの文豪トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』は、1860年代のロシアを舞台に、華やかな貴族社会の中で生きる人妻アンナ・カレーニナと若き陸軍士官ヴロンスキーとの不倫を軸として、様々な人間の愛の在り方を描き、世界中でも人気の高いベストセラー作品となりました。
これまでも多くの国で映画化・舞台化されてきた「アンナ・カレーニナ」ですが、1992年にプロードウェイで上演された脚本・作詞=ピーター・ケロッグ、音楽=ダン・レヴィーンによるミュージカル版は
、1993年のトニー賞でミュージカル脚本賞や作詞・作曲賞をはじめ4部門にノミネートされるなど非常に高い評価を得ました。
そして2001年、今公演で主役のアンナを務める一路真輝さんが、自身のリサイタル「DIVA
2001」でこのミュージカル『アンナ・カレーニナ』の一部の楽曲を披露したところ、その素晴らしさに観客が感涙、「ミュージカルとしての上演を!」といった熱い要望が集まり、約5年の準備期間を経て今回の日本上演に至っています。
共演者には、若き陸軍士官ヴロンスキー役に、今やミュージカル界で若手No.1の地位を確立している井上芳雄、さらに、ミュージカルに初挑戦となる葛山信吾、宮本亜門版「ファンタスティックス」など様々な作品で強烈な存在感を放つ山路和弘ほか、小市慢太郎、新谷真弓、春風ひとみなど幅広いジャンルから実力派の俳優達が集まりました。
本格的な冬の到来を前に、早くも熱いチケット争奪戦が予想されるこの舞台ですが、今回の一般発売開始前での追加公演の発表は、その熱気をいちはやく感じた結果とも言えそうです。
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