シアターフォーラム    
シアターフォーラム 『スウィート・チャリティ』制作発表 質疑応答編

 

4月26日に都内で行われた。ブロードウェイ・ミュージカル『スウィート・チャリティ』制作発表では、出席者各人のご挨拶の後、集まった報道陣との質疑応答となります。
 (なお、掲載は発言順となります。)


左より:川崎悦子、初風緑、樹里咲穂、玉置成実、岡田浩暉、赤坂泰彦、石井一孝

今回の舞台で伝えたい事、観て欲しい事、ご自身が頑張りたい事を教えてください (全員に)

玉置さん
「今回この『スウィート・チャリティ』を観てくださる方には、何よりもポジティブさ、前向きさを持って帰っていただきたいと凄く思っています。自分的に頑張りたい事は、皆さんのご迷惑にならないように、自分が出し切れる分オリジナルのチャリティを創って行ける様に頑張りたいと思います。」

岡田さん
「ストーリーはハートを刺激し、名曲とビジュアルの数々はダイレクトに脳幹を刺激する。・・・何言ってるんだ俺(笑)。そんな所が届いたらな、と思っています。色んな登場人物が出て、皆夢や希望を持っている訳ですが、現実の前にいつもモジモジして飛び越えられない訳ですね。チャリティだけは愛されたいという気持ちに素直に向かって現実を乗り越えて行く。どんどん彼女が人として素敵になって行く=女性として素敵になって行く、というところで是非とも女性の方に沢山観ていただきたいな、と思っております。僕自身も頑張ります。」

樹里さん
「この物語のチャリティはとてもポジティブで頑張って、何にもへこたれないヒロイン。そして私とか初風さん、ダンサーの皆さんがチャリティの暖かいお友達という事で、このような友情の暖かい部分をお見せ出来たらいいかな、と思うのと、この作品の曲の素晴らしさとダンスシーンの素晴らしさをお見せ出来たらいいかな、と思っております。」

初風さん
「有名な曲の数々でございますので、その曲を楽しみながら、視覚的にも楽しみながら皆様のハートが熱くなっていただけるような作品にしたいと思います。そして私は、何分宝塚では男っぽかった私でして、どちらかというと黒塗りの男臭い役が似合う役者でございましたので、出来るだけ素敵な女性を目指して頑張って行きたいと思います。」

石井さん
「皆さんが仰っていますけれどチャリティのポジティブさが一番お伝えしたい事じゃないかなと思います。こういう時代ですから辛い事も多いんですけれど、凄くハッピーで前向きなエネルギー・元気を貰える作品にしたいと思います。それと踊りが凄くて見どころ満載の作品なんですね。日本のミュージカルは、個人的には歌が中心の作品が凄くもてはやされる傾向にある気がするんですけれども、ボブ・フォッシーの振付で、――10年くらい前の日本公演を観た事があるのですが、――何て素晴らしい作品、何て素晴らしい踊りがあるんだろう、と思ったんですね。川崎先生がきっと素晴らしい振りを付けて下さると思うので、――僕は踊りは余り関係ないようにして欲しいと・・・(川崎「そんな事ありません!」)思っているのですが(笑)、歌が中心のミュージカルがもてはやされる日本で踊りのパンチを観て貰える作品でもあると思います。楽しみにしていてください。」

赤坂さん
「お客様には暖かい気持ちになるような舞台を提供できたら、と思います。個人的には僕に関しては暖かい目で観てください。」

川崎
「先ほども言いましたけれど、友情や愛が溢れる舞台にしたい、という事がひとつと、今何か時代的に精神年齢が下がっているような気がするんですよ。この舞台に出てくる女たちって、もっとオトナでホントに“エロカッコイイ”女たちなんですね。ちょっと「そういう女って素敵だよ」というのが出せればと思っています。私個人は久しくそういう恋愛から遠のいているので、・・・聞いてないか(笑)・・・個人的にも頑張りたいという感じです。」


キャストの方々に期待する事は何でしょうか (川崎)

 「助けてくださいという感じですが、今お話を聞いていると既にキャラクターが出来ているのかな、ってちょっと思えました。玉置さんを中心に、皆が助けているようで助けられている、みたいな、そういう熱い感じもするし、凄く楽しみです。」

この作品はボブ・フォッシー振付で知られてダンスの期待値が高いと思いますが、それに挑む意気込みとプレッシャーを教えてください (初風、樹里、玉置)

初風さん
「意気込みは宝塚入団した当時から依然変わらず、常に前向きで、出来ない事があっても出来る限りの事をしてぶつかってきたものですから、もう身体をボロボロにしてでも体当たりして行きたい、という部分です。プレッシャーとしましては樹里さんとはまた別で、私は女性で踊った事が無いので、知らない自分を今回発見できると思うんですね。そういう意味では恐ろしさと言う部分と、楽しみと言う部分の二面が有る中でのプレッシャーです。やって行く中でそのプレッシャーに耐えて行きながら、それを跳ね退けるような、――私はダンサーではなかったので、中々難しい回答になるのですが、――川崎先生の振付はとても女性を素敵に見せる振付でございますから、こんな私でも綺麗に見える振付が付くと思いますので、それを私は先生に期待したいと思います。」

樹里さん
「今回ダンスシーンが一杯有るんですけれども、ボブ・フォッシーの振付は良く見せていただいているんですけれど、フォッシー・スタイルと言う、手首を動かしたり、身体のどこかの箇所だけを動かすみたいな独特のダンスのスタイルなんです。けれども、今回の舞台は川崎先生の振付ですので、どのような感じになるか楽しみで、きっと今回の作品のダンスと言うのは発散できると言うか、さっき先生も仰っていましたけれど“エロカッコイイこいい”とか“エロ可愛い”とか、きっと踊ったら気持ちいいだろうな、と。先ほど冒頭の部分でダンサーの方が踊ってらっしゃって、それをリハーサルの時に見せていただいたんですけれども、踊っている人たちが凄く気持ち良さそうだったんですね。なので今回の舞台でも気持ちよく踊れたらいいなと思っています。」

玉置さん
「今回ダンスと言う面では、これまで自分がやってきたジャンルと違った、やった事の無いセクシーさが加わったりとか、そういう素敵な女性らしさを前面に出せると思うので、――公演の時には18歳になっているんですけれども、――少しづつ大人の女性に、練習して素敵な舞台にできればと思っております。
 初舞台、初ミュージカルという事で本当に不安がいっぱいなんですけれども、やっぱり自分自身の表現、ダンスだったり歌だったり演技だったりで、全面にアピール出来る場所だと思うので、そういう面では緊張しすぎず、本当の素の自分も交えつつのチャリティを演じたいと思います。


 会見の最後は全員がポーズを決めた写真撮影となり、会場には常に華やかな雰囲気が漂う、秋の公演が大いに楽しみな記者会見となりました。

 ボブ・フォッシーの振付で名高い舞台、「♪ビッグ・スペンダー」「♪リッチマンズ・フラッグ」などの名曲の数々を演出・振付の川崎悦子氏がどのように魅せてくれるのか、この秋の上演が待ち遠しい舞台となりそうです。


ブロードウェイ・ミュージカル
  『スウィート・チャリティ』

 演出・振付: 川崎悦子
 出演:

玉置成実 岡田浩暉 樹里咲穂 初風緑 赤坂泰彦 岡千絵
・石井一孝

<女性アンサンブル>
原田薫 山崎ちか 伊藤有希 林希 鈴木奈苗 高橋千佳 松本なお 生尾佳子
<男性アンサンブル> 
長内正樹 附田政信 安田栄徳 山岡周平 高山光乗 桜木涼介


《 東京公演 》
日程  2006年9月5日(火)〜9月17日(日)
会場  ル テアトル銀座
料金  S席 11,000円  A席 8,500円 (全席指定・税込)
発売開始  2006年5月27日(土)
お問合せ  テレドーム 0180-993-503 (24時間テープ案内)

《 大阪公演 》
日程  2006年9月29日(金)〜10月1日(日)
会場  シアター・ドラマシティ
料金  S席 9,800円  A席 7,800円 (全席指定・税込)
発売開始  2006年5月27日(土)
お問合せ  テレドーム 0180-993-503 (24時間テープ案内)

公式サイト 

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