Sony Music Auditionからデビュー。デビューシングル「Believe」では初登場5位を獲得し、以降もヒットを重ねて、2004年3月には「第18回日本ゴールドディスク大賞」ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。2006年7月にリリースしたアルバム「Speciality」は前作の「Make
Progress」に続いてオリコン1位を獲得するなど、しなやかで伸びのあるヴォーカルと卓越したダンスセンスで目覚しい活躍を見せる玉置成実。
映画「ラブ★コン」での演技も好評な玉置成実が、初舞台・初主演、そして初ミュージカルに挑戦している舞台『スウィート・チャリティ』は、現在、東京・銀座の“ル
テアトル銀座”にて公演中で、その明るくパワフルな演技は「まさにハマリ役」と注目を集めています。
シャーリー・マクレーンの主演映画(1969)でもお馴染みのこの作品は、「シカゴ」「パジャマゲーム」などで知られた天才振付師ボブ・フォッシーが企画しただけに“♪ビッグ・スペンダー”を始め、“リッチマンズ・フラッグ”“イフ・マイ・フレンズ・クッド・シー・ミー・ナウ”など魅力的なダンスナンバーが盛り沢山。
しかも演出・振付を担当するのは、宝塚歌劇団や劇団☆新感線などの舞台の振付で、その独自の感覚に高い評価を得ている川崎悦子。オリジナルのボブ・フォッシーとは一味、ふた味違うその振付も見所の一つです。
さらに共演者には、岡田浩暉、赤坂泰彦、石井一孝の男性陣、樹里咲穂、初風緑、岡千絵の女性陣と芸達者揃い。ダンスの実力派で固められたアンサンブルと共に、スタイリッシュで現代的な『スウィート・チャリティ』が完成しました。
「初舞台で凄く不安が一杯でしたが、共感して感動して貰えるようなステージになるように頑張りたい。」と語る玉置さんですが、周囲からは「全然緊張してなかったよね。堂々としていたよ。」と弱冠18歳の座長に賞賛の声が挙がります。
他の出演者たちも「成実ちゃんのパワーで良い感じに仕上がってます。」(岡田浩暉)、「皆さんの踊りが素晴らしいので楽しんでいます。自分は歌と芝居で貢献できる様にガツンと行きます」(石井一孝)、「目一杯スウィート・チャリティの世界を楽しみながら頑張りたいですね。」(樹里咲穂)、「皆で力を合わせて頑張ります。」(初風緑)、「もうチャリティが引っ張っていくだけなので、僕らはチャリティのために何でもします。彼女は今年の夏に一番頑張った女の子だと思うし、舞台の華やかさはその辺の銀座のクラブには負けません。」(赤坂泰彦)、と意気盛んな様子。
「チャリティは喜怒哀楽の激しい女性なので、思いっきり感情が出せるので楽しんで演っています。芝居は標準語が難しくて(笑)、標準語を話す自分にも照れがありましたが、徐々に慣れてきて今ではイケてます。演技って私の好きな歌やダンスと同じ位、自分を表現できる一部だと思いました。」と、初舞台とは思えぬ堂々とした玉置さん。
「芝居勘が優れていて、ちょっとアドバイスをするとすぐ出来るのが凄い。」と共演者も太鼓判を押します。
「稽古場から、玉置成実=チャリティの雰囲気が出来あがっていて、そのキャラクターが皆を引っ張ってきた。」と言うことで、チームワークもバッチリのこのカンパニー。
「女性が強くなっていくと言う凄くポジティブなストーリーで感動できるので、歌もダンスも凄くクールで派手な舞台になっているので是非観ていただいて、ポジティブになっていただければと思います。」と語る玉置成実さんは、まさに新たなミュージカル・スターの誕生と言えそうです。
このブロードウェイ・ミュージカル『スウィート・チャリティ』。東京公演は9月17日まで、銀座の“ル テアトル銀座”で。その後、9月29日から10月1日までは大阪、シアター・ドラマシティで、10月3日・4日には名古屋、名古屋市民会館・中ホールでの公演が行われます。
恋をし、恋に破れ、それでも笑顔で前に進み続けるヒロイン、チャリティ・ホープ・ヴァレンタインの生き方を観ると、貴方にも恋する勇気が生まれるかも知れませんね。
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