2006年7月2日にいよいよ日本初演の幕を開けるウィーン・ミュージカル『ダンス
オブ ヴァンパイア』。
既に扮装写真がチラシや東宝サイトなどで公開され、ますます期待の高まるこの舞台ですが、6月15日には稽古の模様が公開され、クロロック伯爵の居城での「♪TANZSAAL」のシーンが披露されました。
トランシルバニア地方(現ルーマニア)の雪深い僻村、村人はニンニクを手に持ち首にぶら下げ踊り歌っている。アブロンシウス教授とその助手アルフレートはヴァンパイアの研究のためにこの地に旅行にやってきた。遭難寸前に村人に救われ、宿屋の主人シャガールとその女房レベッカのもてなしを受ける。泊まり部屋のお風呂場で美人の娘サラに出会ったアルフレートは一目で恋に陥ちてしまう。
そんな宿屋に怪しい影。ヴァンパイア・クロロック伯爵が居城で催される舞踏会への招待のためにサラを迎えにやってくる。サラを手に入れ欲望を満たそうとするクロロック、ヴァンパイア退治に執念を燃やすアブロンシウス、クロロックに魅せられ居城に導かれるサラ、サラへの恋と義務に振り回されるアルフレート。
舞台はクロロックの居城に移り、舞踏会が今始まる・・・・・。
『エリザベート』『モーツァルト!』と日本でも絶大な人気を誇るウィーン・ミュージカルのスタッフ、ミヒャエル・クンツェ氏が脚本・歌詞を担当、「ストリート・オブ・ファイア」のテーマ曲を作曲したジム・スタインマンが音楽を担当する“ヴァンパイア・ミュージカル”
妖艶で、コメディタッチ、そして激しいダンスに彩られた舞台が、この夏の帝国劇場を席巻します。
稽古終了後には、数百年に渡り生き長らえ、愛と血を求める孤高のヴァンパイア・クロロック伯爵を演じる山口祐一郎さん、ヴァンパイア研究の第一人者で、それに生涯を捧げるヴァンパイアキラー・アブロンシウス教授役の市村正親さんのお二人のインタビューが行われ、この舞台に掛ける意気込みや見どころなどを語っていただきました。
製作発表の時も息の合ったやりとりが有ったお二人ですが、共に劇団四季出身の先輩・後輩の間柄とあって、いつもながらの忌憚の無いトークが繰り広げられ、しばしば笑いの起きる会見となりました。
この稽古場の模様とインタビューにつきましては、改めて動画での掲載を準備中でございます。近日中のアップを予定しておりますので、どうぞお楽しみにお待ちください。

左より:吉野圭吾(ヘルベルト)、大塚ちひろ(サラ) |