中村龍史&玉野和紀、16年ぶりのタッグ『シェイクピアレヴュー』

 1981年、コンサートの構成・演出・振付を一人で手掛ける演出家としてデビューし、幅広いジャンルで高い評価を得た手法を演劇に持ち込んで観客参加型ミュージカルを確立、日中合作オペラ、ブロードウェイミュージカル、東宝現代劇、吉本新喜劇から国体開会式まで250本以上の舞台を演出。
 2001年〜2007年には『筋肉(マッスル)ミュージカル』の構成・演出・振付をすべて担当し、2005年・2007年のラスベガス公演を成功させて、エンターテイメント作家と呼ばれる中村龍史

 日本におけるタップダンサーの第一人者としてのみならず、オリジナルミュージカルの作・演出・振付を手掛けて第34回菊田一夫演劇賞を受賞。さらにTV・ラジオ・CMの振付・出演やタップ&ポップスのCD、タップダンスVIDEO&DVDを出版するなど精力的に活動。
最近ではオフブロードウェイミュージカル『ALTER BOYZ』の演出を手掛けて高い評価を得るなど、脚本・演出・振付・俳優もハイクォリティにこなすオールラウンドのエンターテイナー玉野和紀

 1993年、中村龍史作・演出の『レヴュー1993』に玉野和紀が出演して初めて顔を合わせた二人は、爾後それぞれに日本のオリジナルミュージカルにこだわった創作活動を続けながら、日本のミュージカルシーンをエンターテイメント界を牽引してきました。

 そして2009年、玉野和紀が立ち上げた企画に、中村龍史がシェイクスピアというモチーフを与え、16年ぶりのタッグとなったのが『シェイクスピアレヴュー -笑いすぎたハムレット-』。

 「シェイクスピアと日本人を繋ぐのは歌謡曲だった!」として、登場人物全員の心情が日本の歌謡曲で綴られたこの舞台。オフィーリアはテレサ・テンの「♪時の流れに身をまかせて」を、ハムレットはガートルードに対して切々と森進一の「♪おふくろさん」を、ローゼンクランツとギルデンスターンは「あずさ2号」を歌うという仕掛け。
出演は中村・玉野のお二人の他、ミュージカル・ストレートなどの舞台のほか、歌手としての活動やや映画の吹き替えなどで活躍の土居裕子、宝塚歌劇団在団中は新人公演・バウホール公演などで主演を務め、2009年7月に退団してこれからの活躍が期待される七帆ひかる、さらに水木英昭西村直人あさりどに加えて、「マッスルミュージカル」で活躍していた中村 JAPANのメンバーが参加。

 生演奏とアクロバットも交えた、笑って笑ってちょっと泣ける、大爆笑レビューに仕上がった舞台は、全29曲の歌謡曲と共に、年末の博品館劇場に来場した観客に年忘れの一時をプレゼントしたのでした。

公演情報
東京公演 (終了)
日程 2009年12月23日〜1月30日
会場 博品館劇場
料金 8,000円
問い合わせ先 博品館劇場 03-3571-1003

 

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