幻の浮世絵師・東洲斎写楽の謎を新たな視点で描く『戯伝 写楽』
前列左より:山路和弘、葛山信吾、大和悠河、橋本さとし、東山義久
寛政6年(1794年)5月、版元・蔦屋重三郎の店から28点の役者大首絵を突然発表し、その後寛政7年1月までの9ヶ月の間に計142枚の浮世絵を残して、忽然と消えてしまった浮世絵師、東洲斎写楽。
大胆かつ巧みにデフォルメされたその作品は、ドイツの美術研究家ユリウス・クルトが「レンブラント、ベラスケスと並ぶ世界三大肖像画家」と激賞し、日本のみならず世界中で高い人気と評価を得ています。
そして、作品の評価が高まるにつれ、人々の興味を引き付けたのがその人物像。わずか9ヶ月の間に142枚という多くの作品を残しながら、その前後の消息は全く不明であり、一切の記録が残っていません。
そのため、写楽は本来絵師ではない人間が何らかの理由により9ヶ月間のみ活動したのではないかと考えられ、多くの研究者がその謎を解き明かそうと取り組み、主なところだけでも30人を越すと言われているほど様々な人物説・グループ説が唱えられました。
それほどまでに人々の興味を引き付けて止まない謎。写楽とはいったい誰なのか?
この謎の人物・写楽を新しい視点で描くオリジナル・ミュージカル『戯伝 写楽』が17日まで東京・青山劇場で上演中です。
脚本は劇団☆新感線の座付き作家として数々のヒット作を生み出している中島かずき。演出は昨年、宝塚歌劇団を退団し新たな意欲で様々なジャンルの舞台に挑む俊才・荻田浩一。この二人がタッグを組んで、日本のミュージカルシーンに新たな一ページを創り出します。
出演は劇団☆新感線を退団後も数々のグランドミュージカルで主役を務め、そのエネルギッシュで存在感の有る演技が多くの人を引き付ける橋本さとし。
そして、宝塚歌劇団在団中に早くからその才能を認められて数々の抜擢を受け、宙組トップスターとして活躍して昨年9月に退団。これから女優として大きな期待が高まる大和悠河。
もちろん初顔合わせとなるこの2人の共演が、華やかでダイナミックな舞台を創り上げます。
さらに、共演陣には葛山信吾、ソニン、東山義久、岸祐二、小西遼生、辛島小恵、コング桑田、山路和弘など、多彩で個性的で実力派の面々が揃いました。
これらのスタッフ・キャストが結集し、総力を挙げて取り組んだジャパニーズ・ミュージカル『戯伝 写楽』。
新たな伝説の誕生に立ち会える感動を、是非ご体験下さい。
また、初日前日に、主要キャストが揃った会見の模様をテキストで掲載致します。
既にご覧になった方も、これからご覧になる方も、興味を持たれた方も、是非こちらもお読みになって下さい。
この公演のDVDが9月に発売されます。
天使のララ Presents Japanese Musical『戯伝 写楽』
作: | 中島かずき |
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演出: | 荻田浩一 |
音楽: | 立川智也 |
振付: | 青木美保 |
美術: | 横田あつみ |
照明: | 吉川ひろ子 |
音響: | 大坪正仁 |
衣装: | 宮本宣子、山下和美 |
ヘアメイク: | 中原雅子 |
特別協賛: |
天使のララ |
企画・製作: | フジテレビジョン 東宝芸能 キューブ |
キャスト: | 橋本さとし 大和悠河 |
公演情報
日程 | 2010年4月7日〜4月17日 |
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会場 | 青山劇場 |
料金 | SS席 11,000円 S席 9,800円 A席 5,500円 |
問い合わせ先 | 東宝芸能 03-3504-2011 キューブ 03-5485-8886 |
日程 | 2010年4月24日(土)/25(日) |
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会場 | シアターBRAVA! |
料金 | SS席/12,000円 S席/9,800円 A席/7,800円(全席指定・税込) |
問い合わせ先 | キョードーチケットセンター 06-7732-8888 |