Studio Life『OZ』再演 ムトー役・竜星涼さんインタビュー
竜星涼インタビュー
●初めて舞台出演のオファーを受けた時の気持ち
この話を頂いて、それから原作の漫画を読ませて頂いたのですけれど、まずは原作の世界観をどうやって舞台で表現していくのか、これを実際に舞台にするにはかなり難しいんじゃないかという驚きがありましたね。
●出演を決めた理由は
SFという、これまで僕が演ったことのない世界観があって、後は原作を読ませてもらって、やはり凄く惹かれるものが有ったので、お話を受けて是非このムトーという役を演らさせて貰おうと思いました。
●稽古が始まって感触はいかがですか
舞台のマークなどが描かれて組まれている中で初めて――僕は舞台は初めてになるので――稽古も初めてで、稽古をする楽しみも有りながら、ドキドキして凄く緊張感が有ります。
周りのスタジオライフのキャストの皆さんがキャラクターをしっかり創り込んで来ているのに初日は圧倒されながら、僕はこのままでは皆の勢いに負けちゃうなと凄く感じて、自分ももっと読み込んで、もっともっとムトーを自分の中で解釈して知って行かないといけないと改めて思いましたね。
●原作のムトー像をどのように感じ、それをどう演じたいと思いましたか
原作を読んでいるとムトーは孤児で親も居なくて、戦争の戦いの中でしか生きていないという凄く孤独な人間なのに、アニメの中で見ているとものすごく笑顔を他人に振り撒くことが多い、ちょっとお茶目じゃないですけれど笑顔のシーンが多い、ムスッとした無表情な顔だけじゃなくて他人に対して笑顔を凄く振りまいていて、そういう所が今回の舞台でもムトー像として大きなポイントになるんじゃないかと前から思っていました。
●それを実際に演じられていかがですか
自分の声でムトーのセリフを自分が喋っている時というのは、まだ「こういう声じゃないんだけれど、このシーンだとこうしなければいけないかな」とか色々自分の中で迷いが凄く多くて、今はそれを模索中というかどれが素のムトーとして自分でもキツくない状態で演れるかな、というのを今探している状況ですね。
●ムトー役ですと戦闘シーンなども有るとおもうのですが
僕はアクションも初めてで、昨年こちらのスタジオライフでアクションの稽古を少しだけやらせて貰ったのですが、今回の舞台もハードなアクションが有るということで、僕の中では凄く楽しみな面もありながら、怪我だけはしないように皆さんとアイコンタクトしながら、それでも迫力のあるものが見せられたらいいなと思っています。
●一緒に稽古をして劇団の皆さんはいかがですか
僕は客演ということもあって、スタジオライフの皆さんが作り上げているチームワークの中にポンと一人で入るというのは、やっぱり最初はどうなっていくのかなという不安もあったんですけれど、凄く皆さんが優しくというか暖かく迎えて下さって、その中で「一緒に良いものを創ろうよ」という感じが凄く伝わってきて、僕は本当にやりやすい環境を皆さんに作って貰っているな、と本当に思いますね。
後は、初日の稽古から皆さんセリフがバッチシ入っていて、「ああ凄いな」と、やっぱりプロとしての洗礼を受けたというか、俺もこのままじゃいけないな、というふうにそこでも勉強をしましたね。
●竜星さんはいかがだったのですか
いやあ、なかなか・・・やっぱりボロが出始め(笑)、これはちょっとヤバいなと思いながら、「皆さん凄いな、何でこんなに早く・・・昨日読み合わせで、今日いきなり稽古で、何で皆こんなに全部入っているんだろう」と、ちょっと感心しながら、自分ヤバいなと思いながら(笑)、自分をもっと追い込んでいこうかなと思いましたね。
●この公演では新たなチャレンジが多そうですね
僕としては、ムトーという主人公を本番が始まるまでの時間の中でどれだけ成長させていけるかというのが、多分自分にとって凄く課題かなと思うんですね。本番が始まってから終わるまでもどんどん日に日に成長していって、それと同時に自分の役者としての在り方というか力もそれと連動して成長していけたらいいかなと僕は思っています。
●期待しています
ありがとうございます。
●この公演に対する意気込み・メッセージを
スタジオライフさんが今までやってきた『OZ』という大きな作品に、僕が今回初舞台そして初主演という形で携わることが出来て本当に今から凄くワクワクしていますし、それ相応のプレッシャーも今は感じていますけれども、最初だから、初めてだからということではなく、新しく今回自分が演じる『OZ』という作品を、スタジオライフの皆さんと一緒にチームワーク良く一丸となって良い作品を創って、観て下さる人に感動を受けて貰えるようにしっかり稽古をしてやっていきたいと思いますので、舞台を観たことが無いという方も――きっといっぱい居ると思いますけれど――この舞台を観て、それが少しでも変わってくれたら良いと思います。是非皆さん足を運んで観に来てください。
●ありがとうございました
劇団Studio Life公演
『OZ オズ』
公演情報
キャスト | O (オミクロン) | Z (ゼータ) | |
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ムトー | 松本慎也 | 竜星 涼 | |
1019 | 曽世海司 | ||
フェリシア | 及川 健 | 関戸博一 | |
1024 | 青木隆敏 | ||
ネイト | 堀川剛史 | 船戸慎士 | |
ヴィアンカ | 鈴木智久 | 松本慎也 | |
リオン | 林 修司 | ||
スタッフ | 原作: | 樹 なつみ | |
脚本・演出: | 倉田 淳 |
日程 | 2012年2月23日(木)〜3月12日(月) |
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会場 | 新宿 シアターサンモール |
料金 | 5,800円 |
問い合わせ先 | スタジオライフ 03-3319-5645 (平日12:00〜18:00) |
日程 | 2012年3月20日(火・祝) |
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会場 | 名鉄ホール |
料金 | 6,000円 |
問い合わせ先 | スタジオライフ 03-3319-5645 (平日12:00〜18:00) |
日程 | 2012年3月22日(木)〜3月23日(金) |
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会場 | 兵庫県立芸術文化センター |
料金 | 6,000円 |
問い合わせ先 | スタジオライフ 03-3319-5645 (平日12:00〜18:00) |