ロック・ミュージカル『GODSPELL』  
シアターフォーラム トップページ
公演概要(動画) トップ
キャスト&スタッフ
公演日程
ちらし 表
インタビュー
新納慎也×大沢樹生インタビュー
堀内敬子インタビュー

新納慎也×大沢樹生  『GODSPELL』稽古場インタビュー 3

●これは30年前に初演された作品なのですが、これを今の時代に上演する意義をどのように捉えてらっしゃいますか
大沢 単純に、演出家の青井陽治がこの作品に思い入れが有って続けたい、という事だけでしょう。
新納 (笑)。
大沢 まあ、それが多分デカイと思うんですけれど、――青井さんは『GODSPELL』の日本初演でユダを演っていますからね。――でも、意味じゃなくて、本当にこの舞台はどの時代でも当てはまる。時代が戦争なり、いろんな事が繰り返し繰り返し起こっている事なので、W今の時代だから”じゃなくて、いつの時代でも、――今後将来もそうですけれど、――当てはまる舞台ですよね。
新納 聖書自体は、もっともっと昔の事で、『GODSPELL』が出来たのが30年前で、それでも今でもやっていけるのは、内容がその時代の事ではなくて、人間の基本を説いていたりするからで、それを明るく楽しくやっているので、これは人間が生きて行く上のベースですから、今後もこのままやっていける。全然、古いとかというのは感じないと思います。

新納慎也●お客さまにも、その普遍的な話を伝えたいということですか
新納 僕自身も3年半前に演った時と、響いてくる科白がちょっと違うんですよね。だから多分、その日その時その年で、引っ掛かる言葉、耳に入ってくる言葉とかが違うと思うんです。それは聖書の順番に言っていることなので、どのページが引っ掛かるかは人によっても違うし、その時によっても違うし、今回13回公演ありますが、13回・・・
大沢 そんな有るの?
新納 13回有るんですよ。
大沢 聞いてないよ(笑)。
新納 (笑)、13回観たとしても、多分一回一回感じる事が違うと思うんですけれど、それが正解なので、その人その人が純粋に感じられるものを持って帰ってくれればと思います。

●ジーザスを演じたことで、そのイメージは変わりましたか
新納 変わりましたね。何か偉い先生みたいな、宗教の教祖で、――ちょっと僕としては宗教から離れたい人間だったりするので、――そういう中の大先生っていうのはちょっと・・・。大先生で神々しい人というイメージだったんですけれど、『GODSPELL』ってそのジーザスを凄く人間ぽく描いてあって、彼の苦悩とかも有ったりして、それを演ることでキリスト教と言うよりは、Wジーザス”という人間に凄く共感も出来るし興味を持てるようになりました。

●大沢さんはユダを演じられて、その印象と言うのは如何だったんでしょうか
大沢 ユダは最終的にはキリストを裏切ると言う結末なんですけれど、それまでは一番の理解者であり、サポーターなので、・・・仕方なかったんでしょうね、裏切るのもね。うん。

●最後に御覧の方へのメッセージをお願いします
大沢 とにかく舞台はライブなので、劇場に足を運んで下さるよう、よろしくお願いします。劇場で待ってるぜ〜〜〜ぇ!
新納 『GODSPELL』はですね、僕が今までの舞台経験の中でもっとも愛している作品なんです。本当に良い作品なので、それを皆様にも解っていただけるように。きっと皆様のベストテン位の中に入るんじゃないかと思う作品なので、是非是非気楽に、難しいお話とは思わずに、コンサートに行くノリで、ジーパンで来て下さい。

●どうもありがとうございました。

インタビュー2へ


アット・ニフティトップページへ
個人情報ポリシー
Copyright (c) @nifty Theater forum. 2005 All Rights Reserved