ミュージカル『アンナ・カレーニナ』  
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山路和弘 インタビュー 1/2

●まず今回の役どころから教えてください
 アンナの夫のカレーニンです、固い男ですね。アンナをこよなく愛しているんですけれども、それを多分もの凄く隠しているというか、出す表現方法が自分の中に無い男、って言うんですかね。

●演じるにあたって心掛けている点、役作りで工夫されている点は
山路和弘  少し保護者っぽい態度、空気は必要かな、と思っていますけれども、それくらいなのかな。どうも一路さんと話していると彼女の方が大人っぽくてね、話していて「あ、こいつの方が大人だ。」と思う時があるので、その辺はちょっと無理かも解かりません(笑)。

●ご自分の役で、今回の見どころはどんなところでしょうか
 チラッと弱気なものが、もし見えたらいいな。もの凄く自分が守っているものが崩れた時がチラチラッと見えたり、子供に対するものがチラッと見えたり、そういう隙間を見ていただければ嬉しいなと思います。

●もともと新劇(青年座)の方がミュージカルでもご活躍ですね
 そんなに演っている訳じゃないですけれど、もともと高校生くらいの時には音楽の方に行けたらいいなと思っていたので、それを止めて芝居の方にずっと行って、それが最近になって音楽が関わってきたりするのは、何か不思議な気もして、また嬉しくもありますね。

●この舞台の出演依頼を受けた時はどう思われましたか
 『アンナ・カレーニナ』って確か暗い芝居じゃなかったっけ、って思って(笑)、これをミュージカルにするのはどうなんだろう、とは思いましたけれど。

●ご自身のカレーニンという役についてはいかがでしたか
 それは嬉しかったですね。あの寝取られるヤツ、こんな楽しいことは無いと思いました。

●実際に稽古をされてみて、現在の手応えはいかがですか
 稽古が飛び飛びになってガッツリ稽古が出来ない。出番が飛び飛びなんですよ、カレーニンの役がね。だから結局稽古が飛び飛びになって行くので、ガッツリやっていない感じが、最近は段々凄く不安になってきている。まあ確かに一ヶ月有ると言えば有るんですけれど、・・・このまま行って間に合わなかったらどうしよう、なんて不思議な不安に襲われています。

●今回の演出の鈴木さんとは初めてですが、いかがでしょうか
 他人にダメ出ししている時はもの凄く解かるのね。実に面白い演出家だ、と思って見ているんだけれど、自分が言われた時は、ダメ出しされて考えている間に次を言うから早すぎて解からなくなってくる(笑)。もの凄く頭の回転の速い人なんで、自分がそれに振り回されないように、ちゃんとこう一つ一つ間を置いて聞こうとは思っているんですけれど、まだそれにちょっと慣れていない感じです。

●共演者の方も初めての方が多いんじゃないですか
 (共演したことが有るのは)井上さんと他に何人か居ますけれど、随分何回もやってきた人たちの様な気がしています。「こんな奴がいるんだ!」みたいな変な驚きはないですね。「コイツ面白い!」みたいな、そういう見つけ方は有って楽しいです。

●今回は幅の広いキャストですよね
 いいんです。役者なんかバラバラが一番いいんです。同じ所でずっとやっていて、コイツがどう出てくるのか解かっちゃうとつまらなくて、色んな畑の人がやって驚いた方が楽しいですよね。

 
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