2005年12月9日、オーストリア・ウィーンのMuseumsquartier
Hall Eで行われた、一日限りのミュージカルコンサート『MITSUKO』の終演後、ロビーの一角に設けられた会場で関係者が集まってのアフターパーティが催されました。
スタッフ・キャストを始め、公演関係者、招待者などで賑わったこのパーティは、特に形式ばらないスタイルで交流が行われ、現地のメディアも取材に訪れたほか、会場内ではあちらこちらで記念写真を撮る風景が見られ、演出の小池氏をはじめ、出演者のUWEさん、一路さん、井上さんは、大勢の人々に取り囲まれながら笑顔で記念撮影に応じていました。
パーティには、当日の舞台を観劇したウィーン在住のミツコの孫やひ孫に当たる子孫も顔を見せ、小池氏に「今まで上演されたミツコに関する舞台の中で一番良かった。ミツコを巡るエピソードにも誤りが無かった。」と語るなど、今回の作品を高く評価していました。また、駐オーストリア日本大使をはじめ、外交関係者も顔を見せるなど、この舞台に対する期待と関心の高さが伺われました。
そのパーティ会場で、公演を終えたばかりの一路真輝さんにコメントを伺う事が出来ました。
●今日のコンサートを終えた感想を
最初にお話をいただいた時は無理じゃないかなと思ったんですけれど、割とギリギリに色んな事が決まって、本当に、――言い訳になっちゃうと困りますが、――準備期間が殆ど無くて。まあ私だけかと思ったんですけれど、こちらのキャストも皆同じ条件だったので、もう本当に皆で、たった4日間のリハーサルの中で、一生懸命創ったという一体感が凄く有ったので、そういういい経験は出来たと思います。本音を言えばこれだけの素晴らしいプロジェクトなので、もっと時間が有って、もう少し東欧圏の方にも観ていただけたらな、という気持ちではあるんですけれど、それを置いても、こういう経験が出来たという事は良かったな、と。
●本当に夢の一夜でしたね。
なんか、実感が今無くて。そんな感じです。
音楽の都ウィーンで一日限りで開かれたコンサート。果たしてこれをきっかけにして『MITSUKO』の物語は、さらなる展開を見せるのでしょうか。日本のファンならずとも心待ちにしたいところであります。
小池修一郎氏と現地スタッフ

左より:小池修一郎、日本大使館関係者、在オーストリア日本大使夫妻