岡幸二郎(フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵役)インタビュー 2/2
●今までの役は若者のイメージが有ったと思うのですが、最近は落ち着いた役も増えてきましたね
ジャベールを演ったりとか、多いですね。
●役者として、ご自身の内面が変わった部分もありますか
内面的には変わらないですね。結構私は若い時から歳とっていたというか(笑)、積んでいた経験というか、プライベートな部分とかでも同じ年くらいの人がやらないような経験をしていたんですね。だから、しっくり来ると言えばしっくり来る、無理せずしっくり来る。
●では、良いタイミングでこの男爵の役が来たんですね。
だと思いますね。「いい時期かな」と思いましたね。
●トミー・チューン版だとオットーと踊ったりするのですが、そういう踊る場面はあるのでしょうか
それは有るでしょう、きっと。オットーにホテルのマナーを教えたりするシーンでしょう、流儀を教える。あれは絶対有ると思いますよ。
●では、ダンス面でも大変ですね
本当に大変だと思います(笑)。
●大澄賢也さんとダブルですものね
うらやましい。もう本当にうらやましい、大澄さん。だから今回のこのWキャストっていうのは面白いですね。
●今までのキャラクターの違うお二人が同じ役を演られるという
違う二人が同じ役を演るっていうのは、どういう風に演るか私も本当に早く大澄さんのを観たい。絶対自分に出せないものを、いっぱいお持ちの筈だから。
●大澄さんとは今日お話はされましたか
いや、特には。普通の雑談とご挨拶程度だったんですけれど。
●やはり、これからですね
そうですね。私稽古にあまり参加出来ないもので、――12月29日まで大阪で『レ・ミゼラブル』をやっているもので、――だから隙間に帰って来て稽古をするしかない。後は11月中に。
●だから、出演は後半なんですね
そうなんです。逆に大澄さんのはいっぱい観られますけれど(笑)。
●最後にメッセージをお願いいたします
とにかくこの『グランドホテル』というのは曲が素晴らしいし、雰囲気が1920年代のベルリンという非常に退廃的な時代で、服装も1920年代というのは非常に特徴的でおしゃれな時代で、大人のミュージカルだと思っています。是非、奥様は旦那様と、若い方は恋人と観て大人の世界を堪能していただきたいなと思っています。劇場でお待ちしています。
●どうもありがとうございました
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