パク・トンハさん（エリック役） 1/2
●今回の出演依頼が来た時のお気持ちと、出演を決めた理由からお聞かせください
この作品は、―正直に言って僕はそんなに知らなかったんですけれど、―周りの人たちが「この作品は素晴らしいよ」「僕はブロードウェイで三回観た」など色んな話を伺って、今は楽しみにしています。とにかく新しいイメージを皆さんにプレゼンス出来る事が、僕は役者として本当に嬉しかったので、それですんなり「演らせて下さい」と言って、参加させていただく事になりました。
 ●演出のグレンさんとお目にかかったそうですが、第一印象はいかがでしたか
写真で見たら指揮者のような雰囲気がしたんですけれど、実際に逢ったら、正直に言って初対面のイメージは、結構年配のお婆さんなのかな、という感じも有ったんです。それが一言、―僕が歌う時に、あまり見てくれていなかったのですが、―歌が終わる所で「パクさん、この作品の歌はあまり歌う”と言う感じより、台詞のような歌い方を頭に入れておいてくださいね」って。それもちゃんと言ったんではなくて、さらさらっと言われて、あまり耳を澄まさなくてもちゃんと聞いていたんだ、と。その後から、普通の人のような感じの方なのに、凄くオーラが有るんだな、と、そういう印象を受けました。
●今回の役に対して具体的な話はありましたか
日本で明るい役を演らせていただくことは初めてなので嬉しいですね。『雨に歌えば』のドン・ロックウッドの役を演った時があって、そういうイメージなのかな、と言ったら、「それとも近いけれど、とにかく自分なりで考えているイメージがありますので、トンハさんは11月の稽古場に来る前までは真っ白にしておいてください。ただ来てください。」って言われました。それで逆に楽になって楽しみにしています。
|
