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シアターフォーラム ウィーン版ミュージカル『エリザベート』公演詳細

 1996年の雪組公演でスタートした宝塚歌劇団では、これまで5組全てで公演が行われて、総上演回数558回、観客数は143万人に上り、2007年には雪組での上演が予定されいるなど宝塚の代表的な演目の一つとなっているウィーンミュージカル『エリザベート』

 また2000年から始まった東宝版では、2度の全国ツアーを含めて6年間で606回の上演が行われ、常に満員の客席は熱気に溢れています。

 日本初演から11年、この人気ミュージカルの原点、ウィーン版が2007年3月〜5月に来日し、大坂・梅田芸術劇場メインホールと、東京・新宿コマ劇場で上演されます。


 これまで幾度となく噂がありながら実現できなかったウィーン版の来日公演。キャスト39名、オーケストラ28名、スタッフも含めると100名にも及ぶ豪華な引越公演は、現在同じ舞台が世界で上演されていない事もあり、ブロードウェイミュージカルなどの来日公演でしばしば見受けられる「ツアーキャスト」による上演ではなく、本場ウィーンでもなかなか揃わない、ベストを超えたメンバーによる奇跡の公演が実現しました。

 タイトルロールであるエリザベート役には、1994年以来演じ続けている至高のディーヴァ:マヤ・マクフォート。彼女に相対するトート役には、1996年のブタペスト版でデビューして以来、魅力的な容姿と絶品の歌唱力で女性ファンの心を捕らえて離さないマテ・カマラス。そして皇太子ルドルフ役には、今年までヨーロッパで上演されていたミュージカル『ロミオとジュリエット』のロミオ役で大ブレイクした甘いマスクのルカス・ペルマン
 文字通り最高級のキャストによる公演は、ミュージカル界にとどまらず、2007年春の社会現象とも言える話題を呼ぶ事になるでしょう。

 今回の来日公演ではそれぞれの劇場の特性を鑑み、大阪/東京2つのバージョンで上演が行われます。
 大阪・梅田芸術劇場メインホールの公演では、既存の回転盆と大小4つのセリを駆使し、さらに大型のセットに関しては劇場を改修して設置するなど、ウィーンで使用した舞台装置を可能な限り再現して、オリジナル版の演出を再現するウィーン・オリジナル版。
 いままで来日公演は不可能と思われていたオリジナル版を、遂に日本で再現する、後にも先にも実現困難な貴重な公演となります。

 続いての東京・新宿コマ劇場での公演は、この作品の物語の奥深さ、音楽の素晴らしさを改めて体感出来る、フルキャスト・フルオーケストラによるコンサート版。
 これまでイタリアのトリエステで、選抜メンバーによるコンサート版が上演されましたが、フルキャスト・フルオーケストラによるこの作品のコンサート版は世界初であり、クンツェ(歌詞・脚本)&リーヴァイ(音楽)の最強コンビによるこの作品の魅力をストレートに満喫できる豪華な公演です。
トリエステ2004
2004年、2005年にトリエステで行われたコンサート形式での上演
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【大阪公演】再現困難な豪華舞台装置の数々 まさに最初で最後の「奇跡の来日!」

 この作品の引越公演が、「奇跡の来日」と呼ばれる理由のひとつは、その複雑な舞台装置の再現に起因するかもしれません。緻密に計算しつくされた複雑なセリ構造、舞台上手に現れるヤスリをモチーフにした大きな跳ね橋、直径5メートル前後の2台の回転ワゴン、カフェの客が乗る遊園地の電動カート、ハプスブルク家の紋章を形どった観覧車、そして出演者が駒に扮して動くチェスボードの床面など、工夫に工夫がしつくされています。
 緻密にライティングされたドロップ(幕)のヨーロッパならではの豪華な装飾を目にすると、その素晴らしさにため息が漏れるばかりです。今まで何度も来日が検討されながら日本での再現は不可能といわれてきたウィーン版、梅田芸術劇場を大幅に改修することで、可能な限り再現しての公演が実現しました。
まさに、「これが最初で最後の来日公演」と称される所以と言えます。



【東京公演】「エリザベート」の世界により浸れる、世界初のフルコンサート版!

大規模な舞台装置がなくとも、奥の深いストーリー展開と珠玉の音楽で、ファンを魅了するのがこの作品の素晴らしさ。東京公演はコンサート版と言えども、豪華な装飾があしらわれた美しいドロップ(幕)と照明を駆使することで『エリザベート』の世界を完全に再現します。
 フルオーケストラが舞台上に上がり、39名のフルキャストが、本公演と全く変わらない衣裳とウイッグ(鬘)を着用して、場面のカットなく物語を展開していきます。フルキャスト・フルオーケストラによる世界初の「エリザベート」の完全コンサート版、見逃すわけには行きません。




 東京と大阪、オリジナル版とコンサート版、どちらも見応え、聞き応えのある舞台になることは疑いようもありません。
 『エリザベート』ファン、ミュージカルファン、演劇ファンはもとより、今までそうした舞台に興味が無かった方たちにも、是非本物だけが持つ感動を味わって欲しい。
 そんな願いを込めた今回の公演と言えるのではないでしょうか。

 


<ウィーン版>
 ミュージカル『エリザベート』

  脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ  音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
  演出:ハリー・クプファー  セットデザイン:ハンス・シャヴァノフ
  オリジナルプロダクション:ウィーン劇場協会

《 大阪公演 》
  ウィーンオリジナルの舞台装置を可能な限り再現した完全引越公演となります。

日程  2007年3月28日(水)〜4月30日(月・祝)  全40回公演
会場  梅田芸術劇場 メインホール
料金  S席 16,000円  A席 11,000円  B席 7,000円
  (全席指定・税込)
前売開始  2007年1月20日(土)
お問合せ  梅田芸術劇場  06-6377-3800


《 東京公演 》
  オリジナル・プロダクションのフルキャストとオーケストラによるコンサート形式の公演となります。

日程  2007年5月7日(月)〜5月20日(日)  全16回公演
会場  新宿コマ劇場
料金  S席 13,000円  A席 10,000円  (全席指定・税込)
前売開始  2007年3月3日(土)
お問合せ  新宿コマ劇場  03-3200-2213

公式サイト (12月19日オープン)

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