2011年『アニー』出演者決定 お披露目はクリスマスコンサートで
2011年アニー出演者 中央左より:アニー(地杏美、近貞冬奈)
1986年の初演から毎年上演されて四半世紀、これまでの観客動員は140万人を数え、幅広い層から愛され続けているミュージカル『アニー』。
1933年、世界大恐慌直後のニューヨークを舞台に、どんな時も夢と希望を忘れない11歳の赤毛の女の子、アニーが主人公のこの作品は、1924年からアメリカの新聞で連載された漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」をもとに1977年にブロードウェイで誕生し、その年のトニー賞で作品賞を含む7部門を受賞、1982年には映画も製作されました。
その『アニー』日本公演では、主役のアニーを始めとして子供のキャスト全員は毎年オーディションで選ばれます。
2011年の公演には6歳〜15歳までの約9,000名の応募があり、その中で書類審査を通過した674名が3日間に渡り歌・ダンス・演技の実技審査に臨みました。
オーディションに合格して『アニー』に出演できるのは主役のアニーを含めたWキャスト8役の16名、タップキッズ12名の合計28名のみ。
そして2011年、アニー役に選ばれたのは近貞 冬奈(ちかさだふゆな)さん(愛知県出身 11歳)と地 杏美(こうちあみ)さん(埼玉県出身 10歳)。
月野さんは2008年の『アニー』にケイト役で出演、高地さんは2010年劇団四季の『サウンド・オブ・ミュージック』でブリギッタ役を務めるなど、キャリアは充分のお二人ですが、やはり『アニー』で主役を演じる事が出来るのは特別な様子。
合格が発表された時は嬉し涙を見せた二人ですが、その後のインタビューでは笑顔全開。
「今は信じられなくて。妹(近貞 月乃さん:モリー役)と一緒に『アニー』の舞台に立つのが昔からの夢だったので、凄く嬉しいです。」(近貞さん)、「最初はもしかしたら夢かと思ったけれど、受かったのが本当だと分かって本当に嬉しくて、私も昔から『アニー』に出て主役になるのが夢だったので、夢が叶って本当に嬉しいです。」(地さん)と、その喜びを語ります。
2001年から『アニー』の演出を手掛け、今回で11年目となる演出のジョエル・ビショップ氏から「アニーはキャスティングするのが凄く難しい役なのです。何故かと言うと演技がきちんと出来なければいけないし、歌がきちんと歌えなければいけないし、ダンスがきちんと踊れなければならない、つまり何でも出来なければいけないからです。それプラス、アニーに求められる人間性も探していました。毎年々々違ったアニーを探していますし、この二人もまた今までと違ったアニーになると思っています。これから稽古でそれぞれのアニーの持ち味を探し、アニーの二人も求められているものを探してまた違ったアニーになってください。二人と一緒にお芝居を創って行くのをとても楽しみにしています。」と期待を掛けられた二人。
どのようなアニーになりたいか、と聞かれて、近貞さんは「演るからには完璧なアニーを目指したいし、その時代を生きていた少女として演じたいです。」、地さんは「明るくて元気だけれど、少し寂しがりなアニーを演じたいです。」と答える姿には既にミュージカル俳優としての自覚が備わっているようでした。
この二人を始め2011年のキャストは12月24日・25日に行われる『アニークリスマスコンサート』が初のお披露目となります。また、ミュージカル『アニー』公演は2011年4月23日より上演予定です。
他のキャストなどの詳細は公式サイトをご参照ください。
これまでも多くの女優・タレントを輩出してきたミュージカル『アニー』。来年の公演が楽しみであると共に、今回のキャストがどのような活躍を見せて行くか、将来も注目して行きたいと思います。
『アニークリスマスコンサート』
出演予定: | 泉拓真 鹿志村篤臣 矢部貴将 太田彩乃 |
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2009年/2010年/2011年アニーズ |
公演情報
日程 | 2010年12月24日(金) 18:30 25日(土) 11:00/14:00/17:00 |
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会場 | こどもの城 青山劇場 |
料金 | S席 5,800 A席 4,800 (税込) |
問い合わせ先 | キョードー東京 0570-064-708 |
日程 | 2011年4月23日(土)〜5月8日(日) |
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会場 | こどもの城 青山劇場 |
(夏には大阪・仙台・名古屋公演を予定)