クンツェ&リーバイ作品連続上演第三弾、『モーツァルト!』
2010年10月30日(土)に千穐楽を迎えた『エリザベート』の熱狂的興奮が未だ冷めやらない11月6日(土)、帝国劇場でミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)コンビに依るウィーン・ミュージカル三作品連続公演の第三弾『モーツァルト!』がその幕を開けました。
『モーツァルト』が帝国劇場で上演されるのは2002年12月以来これで四度目。2005年の大阪・東京・博多・名古屋・四大都市連続公演、2007年11・12月に続き、三年ぶりとなります。
愛と自由、そして音楽を求めた生身の「人間モーツァルト」と、才能の化身の擬人化であるモーツァルトの影「アマデ」。「アマデ」を幼少のままの姿で言葉を一切話さずモーツァルトだけに見える存在として表現した画期的な作劇により、わずか35歳でこの世を去った神童・モーツァルトの人生に鋭く迫った作品として、絶賛された衝撃作です。
主役のヴォルフガング・モーツァルトには、2000年に『エリザベート』で彗星の如くデビューし“ミュージカル界のプリンス”として人気を博して10周年、初演以来4度目の配役となる井上芳雄。
そしてWキャストとして、2007年『レ・ミゼラブル』のマリウス役で鮮烈なデビューを果たし、若手ミュージカル俳優のホープとして舞台・TVと活躍の場を広げる山崎育三郎が初参加します。
そして、厳格なモーツァルトの父・レオポルト役には市村正親、ヴォルフガングの才能を独占しようとするザルツブルグの領主・コロレド大司教役には山口祐一郎、モーツァルトの姉・ナンネールには高橋由美子、と初演以来不動のメンバー。
さらに、ヴォルフガングの才能をいち早く認めるヴァルトシュテッテン男爵夫人には2005年の再演から参加の香寿たつきと、2007年から参加の涼風真世のWキャスト。
ヴォルフガングの妻・コンスタンツェ役は、2007年公演でミュージカル初登場し、その表現力と歌唱力の非凡さをあらためて証明した、人気グループSPEEDの島袋寛子。
まさに日本ミュージカルのスターが集結したステージとなりました。
初日前日の11月5日に行われた会見では、舞台稽古の合間を縫ってということで、全員が舞台衣装のままで登場。それぞれに初日に向けた意気込みを
山口 今回は練りあがって、「こんなに素晴らしい舞台が有るのか!」と出演するのですが感動しています。
山崎 今回初参加ということで緊張の中でやってきましたが、稽古場では皆さん暖かく見守ってくださって、最高の作品になったと確信しています。
島袋 明日開幕という実感が無いのですが、舞台稽古をしながら「素敵な作品だな」と思っています。前回より多少余裕も出て、落ち着いて観たり感じたり出来て楽しんでいます。
井上 四回目ですが初参加の方も沢山いらっしゃいますし、オンリーワンの『モーツァルト!』が明日からお見せ出来ると思います。お客様が入って作品が完成すると思うので凄く楽しみにしています。
市村 今回は山崎くんの父親も演るのですが、この間は『ラ・カージュ・オ・フォール』で母親を演っていて、両方演るのは初めてです(笑)。芳雄とは親子や師弟と色々演っていて、今回は自分の息子がこんな風になって欲しいか、欲しくないか、色々と考えているところです。
と語ってくれましたが、初参加の山崎育三郎ら若手が多少緊張気味なのを余裕のベテラン陣がフォローするなど、和気藹々としたカンパニーの雰囲気が感じられる会見となりました。
モーツァルトと同じドイツ語圏で活躍するミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)コンビが創り上げた、人間モーツァルトに迫る感動作。 新たなキャストも得てさらに磨き上げられた舞台を、是非ご自身の目でお確かめになって下さい。
ミュージカル『モーツァルト』
キャスト: | ヴォルフガング・モーツァルト (Wキャスト) |
井上芳雄/山崎育三郎 |
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ナンネール | 高橋由美子 | |
コンスタンツェ | 島袋寛子(SPEED) | |
ヴァルトシュテッテン男爵夫人 (Wキャスト) |
香寿たつき/涼風真世 | |
コロレド大司教 | 山口祐一郎 | |
レオポルト | 市村正親 | |
セシリア・ウェーバー |
阿知波悟美 |
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アルコ伯爵 | 武岡淳一 | |
エマヌエル・シカネーダー | 吉野圭吾 | |
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スタッフ: | 脚本・歌詞 | ミヒャエル・クンツェ |
音楽 | シルヴェスター・リーヴァイ | |
演出 | 小池修一郎 | |
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公演情報
日程 | 2010年11月6日(土)〜12月24日(金) |
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会場 | 帝国劇場 |
料金 | S席:12,500円 A席:8,000円 B席:4,000円 |
問い合わせ先 | 帝国劇場 03-3213-7221 |
日程 | 2011年1月8日(土)〜1月25日(火) |
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会場 | 梅田芸術劇場 メインホール |
料金 | S席 12,500円 A席 8,000円 B席 4,000円 |
問い合わせ先 | 梅田芸術劇場 06-6377-3800 |
日程 | 2011年1月29日(土)・30日(日) |
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会場 | 金沢歌劇座 |
料金 | プラチナ席(指定・プログラム付) 17,000円 S席(指定) 14,000円 A席(指定) 8,000円 B席(自由) 6,000円 |
問い合わせ先 | 北國新聞事務局 076-260-3581 |