最後!?の公演 2011年『レ・ミゼラブル』製作発表
1987年6月の東京・帝国劇場における日本初演から23年、これまでに2,481回の上演を積み重ねて延べ360万人の観客を動員し、日本のミュージカル史上に燦然と輝く舞台『レ・ミゼラブル』
フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーの書いた大河小説をベースに創り上げられた、この舞台は、その普遍的なテーマ性、卓越したストーリー展開、郷愁を誘う美しいメロディ、劇中のセリフの殆ど全てを歌って表現する進行、群集による歌唱シーンの迫力、舞台装置の圧倒的なスケールなど、それまでのミュージカルを超えたミュージカルとして、圧倒的な観客の支持を得続けて来ました。
その『レ・ミゼラブル』が、帝国劇場開場100周年を迎える2011年、4月〜6月公演として上演されることとなり、7900人余りの応募の中から選ばれたオーディエンス1000人を招いての製作発表記者会見が同劇場で行われ、キャストが集結して公演に向けての抱負や、作品に対する思いを語りました。
今回の公演でも、全キャストを対象としてのオーディションが行われ、12,000名もの応募者の中から選ばれた帝劇初出演となるフレッシュなキャスト、アンサンブルからプリンシパルの座を射止めたキャスト、前回からの続投となるキャストなど、多彩な実力派が顔を揃えての上演となります。
さらに帝劇開場100周年スペシャルゲストとして、鹿賀丈史、岩崎宏美、島田歌穂、林アキラ、斎藤晴彦、鳳蘭ら、1987年初演時のメンバーが参加するのも話題を呼んでいます。
そしてもう一つ、「さよなら『レ・ミゼラブル』!!」と題された今回の公演で、オリジナル版演出の『レ・ミゼラブル』は観納めとなります。
これはロンドンでの初演以来25周年を迎えたのを機会に、オリジナル・プロダクションのプロデューサーであるキャメロン・マッキントッシュが新演出の『レ・ミゼラブル』を創り出したためで、次の四半世紀は新演出での上演となります。
そうした様々な要素を含んだ2011年の『レ・ミゼラブル』。
製作発表会見では、アンサンブルの紹介に続いてプリンシパルが登場。インタビューや質疑応答などでは初登場で緊張気味のキャスト、再登場で余裕のキャストなど様々ですが、それぞれに作品に掛ける熱い思いが感じられました。
また製作発表の最後には、新キャストによる楽曲が披露され、吉原光夫(ジャン・バルジャン)による「♪独白」、中山エミリ(コゼット)原田優一(マリウス)平田愛咲(エポニーヌ)による「♪プリュメ街」、上原理生(アンジョルラス)とアンサンブル、そして全キャストによる「♪ABCカフェ〜♪民衆の歌」の3曲に、進化を続ける『レ・ミゼラブル』を感じた客席からは惜しみない拍手が送られていました。
なお、今回の公演中、2011年4月22日(金)昼の部で、通算上演回数2,500回の節目を迎え、6月12日の千穐楽で上演回数は2572回となります。
また、4月26日(火)夜の部、5月15日(日)夜の部、5月19日(木)昼の部は“帝劇100周年感謝デー”として特別料金での上演となります。
キャスト・スケジュール、料金などの詳細は下記の東宝公式サイトでご確認ください。
360万人の観客の、そしてキャスト・スタッフの思い出が詰まったロンドンオリジナル演出版の最後となる2011年の『レ・ミゼラブル』。
これまでに受けた感動を思い出す方も、今までご縁の無かった方も、見逃す事の無い様に、是非帝国劇場に足をお運びください。
この製作発表会見、ならびに終了後に行われたメインキャストの会見につきましては、順次動画にて掲載して行く予定にしておりますので、是非楽しみにお待ちください。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』
キャスト: | ジャン・バルジャン | 山口祐一郎、別所哲也、吉原光夫 |
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ジャベール | 石川禅、岡幸二郎、今拓哉、KENTARO | |
エポニーヌ | 笹本玲奈、Jennifer、平田愛咲 | |
ファンテーヌ | 知念里奈、新妻聖子、和音美桜 | |
コゼット | 神田沙也加、中山エミリ、稲田みづ紀、折井理子 | |
マリウス | 山崎育三郎、原田優一、野島直人 | |
テナルディエ | 駒田一、三波豊和 | |
マダム・テナルディエ | 森公美子、阿知波悟美 | |
アンジョルラス | 上原理生、阿部よしつぐ | |
ガブローシュ | 加藤清史郎、小宮明日翔、鈴木知憲 |
キャスト | ジャベール | 鹿賀丈史 |
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エポニーヌ | 島田歌穂 | |
ファンテーヌ | 岩崎宏美 | |
マリウス | 石川禅 | |
テナルディエ | 斎藤晴彦 | |
マダム・テナルディエ | 鳳蘭 | |
アンジョルラス | 岡幸二郎 | |
司教 | 林アキラ | |
ジャン・バルジャン | 今井清隆 |
アンサンブル(男性) | ![]() |
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アンサンブル(女性) | ![]() |
スタッフ | ![]() |
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公演情報
日程 | 2011年4月12日(火)〜6月12日(日) (プレビュー公演 2011年4月8日(金)〜4月10日(日)) |
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会場 | 帝国劇場 | |
料金 | S席 13,500円 A席 9,000円 B席 4,000円 | |
プレビュー公演 | S席 11,000円 A席 8,000円 B席 3,500円 | |
帝劇100周年感謝デー | S席 10,000円 A席 7,500円 B席 3,500円 | |
前売り | 4月分 | 2011年1月29日(土) |
5月分 | 2011年3月5日(土) | |
6月分 | 2011年3月12日(土) | |
チケット | 東宝テレザーブ 03-3201-7777 ほかプレイガイド | |
問い合わせ先 | 帝国劇場 03-3213-7221 |