ブロードウェイミュージカル『グランドホテル』  
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インタビュー 岡幸二郎
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インタビュー パク・トンハ
インタビュー 小堺一機

小堺一機さん(オットー・クリンゲライン役) 3/3

●小堺さんご自身は、司会やコメディアンの活動をされていますが、最近舞台が増えているような気がしますけれど。
 そうですね。ここのところちょっとですけれど。

●それはご自身の中でやりたいと思ってらっしゃるのでしょうか
 それは有ります。何年か前から言っていました。舞台と言うのは夏の自分のショー(『小堺クンのおすましでSHOW』)も有りますけれど、あれは自分がやりたい事を観ていただくショーなんで、それと別にイジって貰うとか、そういうものをやって行きたいんです、というような事は言っていたんです。今年は本当にそれが顕著に出てしまって、こんなに立て続けで、来年の『INTO THE WOODS』まで入れると3本有るんですよ。こればっかりは自分で言っていても呼んで頂けないと本当に駄目なんで、自分としては嬉しいですね。そういうのはこれからも、こういうバランスでやって行きたいですね。

●役者をやることの魅力というのは何でしょう
小堺一機 これは僕の意見ですけれど、お笑いとかバラエティと言われている人も、僕は基本的に全員役者だと思うんですね。タレントって役者だと思うんです。お笑いの人で普段は真面目な人が変な事をやっている訳だし、だから、僕はみんな役者だと思いますけれどね。僕は別にここで舞台をやるから舞台のスイッチにしている訳じゃないですし、いつものスタンスです。特に僕はずっとテレビもお客さんの前の仕事が多かったので、僕の中ではキザな言い方をするとW客前”なんです、全部。だからトークショーでもフォーラムでも青山劇場でも、お客さんが前に居て何かをやるという、僕の中ではそれだけの区切りしかないです。だから役者をここでやるんだ、とか、ここでダンサーになるんだとか、ここで歌手になるんだと言うのは、僕はやらないですね。それをやるとお客さんに見えちゃうんですよ。意気込んでいたり、頑張っちゃったりすると、――それは頑張らなければいけないんですけれど、――「頑張ってます」って見えるとカッコ悪いんですよね。「楽しそうだね」って言われているのが一番の誉め言葉で、「いいねえ、楽してお金稼げて」って言われたら、この世界最高の誉め言葉ですから。そういう点でも、そんなに僕は「舞台! 舞台だ!」「これはミュージカルだ」「これはストレートプレイだ」「これは「ごきげんよう」でサイコロだ」「ラジオで「小堺さんと関根さん(コサキンDEワァオ!)」だ」とかあまり無いんです。全部こう同じ引き出しに入っているもので。

●今回は「頑張る」と仰っていましたけれど、それは今回は今までとは違う部分があるのでしょうか
 それはですね、個人的な事ですけれど50歳の最初の大仕事なんですよ、(公演は)1月6日からですから。僕は3日が誕生日なんで。50歳の最初と言うのも、ホントに人生半分くらいでしょ、――半分より過ぎちゃったけれど、――そういう点で、だから「頑張る」って言っちゃいけないんですけれど、楽しみつつ、でも頑張るのは当たり前ですから。こんなに「白くなって来てくれ」と言われたのは初めてなので、そこを頑張らなくちゃいけないところがありますね。

●最後に御覧になっている方にメッセージをお願いいたします。
 2006年の1月6日から『グランドホテル』オープン致します。是非皆さんも我々の仲間の宿泊客になっていただいて、自分と似た登場人物を見つけていただいて、しばらくの間、一緒にチェックインしていただけると楽しくなると思いますので、是非お出かけくださいませ。お待ちしております。

●どうもありがとうございました

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