キャスト紹介 |
第1部・お話 草乃しずかさん | |
瀬戸内寂聴|竹邑類|有馬稲子|水谷八重子|羽野晶紀|平野啓子|藤村志保|池田理代子|草乃しずか |
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![]() 日本刺繍作家 個展開催予定: 2000年3月16日(木)〜27日(月) 横浜高島屋ギャラリー(8階)にて 「草乃しずか刺繍展 〜桜浪漫」 ![]() 制作発表に展示された着物と几張 |
草乃しずかです。 私は、こういった場に出るのは初めてでして、どちらかというと裏の方で一針・一針刺繍しながら、作品が前に出る、そういう今までだったので、皆さんにご迷惑をかけちゃいけないという、そればかりの気持ちなんです。 ちょっと前に皆さんとお話して、「刺繍ってお高いんですよね」って。私、ああダメだ、もっと努力しなくちゃいけないなと、と思うのは、私の努力というのは一針一針心を縫う、気持ちを縫うということを大事にしてるんですね。その関係で小さい時から本が好きで文学少女と言われてきたんですけど、本を読むと自分の中にイメージができまして、その夢と想像と空想の中で自分で絵を考えて、それを絵に描いたりしていたのが、今度絵筆じゃなくて糸と針で縫いやすくなっていったんですね。 やはり50過ぎますと、女ってどういう生き方をしたらいいのかな、何て思ったりして、そして瀬戸内寂聴先生の源氏物語なんて読むと、はあ・・・っと、ビシビシと女の生き方っていうのが、わかったような気がするんです。 まだこれからもいろんな意味では経験したいと思いますけれども、10人の女性を選びまして――源氏物語の中から10人の女性を選んだんですが――一人一人の生き方を自分がそのときの主人公になったような心持ちで、色を染めたり、図案を考えたり、どういう縫い方がいいかしら、っていういことを作品というよりも、「自分がその主人公になって、お着物を着たいな」という気持ちで10体の作品を作ってみました。 会場に飾らして頂くということで、私も大変楽しみなんですけど、とにかくお話をするというのがどうなるか大変心配なんですが、そのときそのときで一生懸命やってみます。 どうもありがとうございました。 |
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