第3回インタビュー ≪玉野和紀・藤浦功一≫ -1
●いよいよ稽古場から博品館劇場に移られて、まずは感想を伺えますか
玉野 家に戻ってきた感じですね(笑)。
藤浦 (笑)そうなんだ。
玉野 何か、そんな感じしない?
藤浦 まあ、ね。そうですね、いつもの「あ、ここ、ここ」って感じで。
玉野 席も必然的にもう決まっているし、いつもの通り。
藤浦 楽屋もいつもの場所で、って感じですね。
●一年ぶりに戻ってきた、と
玉野 そうですよね。
藤浦 正味一年無いもんね。稽古の始まりから考えると、色んな意味で『Shoes On!』やっていない期間って8〜9ヶ月くらいでしょ。
玉野 年初めに演って、その年の終わりから『Shoes On!』(の稽古)に入るじゃないですか。だからね、1年ぶりという感じはしないんですよね、何か。
●年末年始は『Shoes On!』と
玉野 そうなんですよ。だから1年経った感じがしないよね、いつもね。
藤浦 うーん。
玉野 ここ(博品館)はもう、なんだろう、一番ここの舞台には立ってますからね。博品館が一番多いんで。
●ホームグラウンドみたいな
玉野 そうですよね。
●『Shoes On! 5』仕上がり具合はいかがですか
玉野 (藤浦さんに)どうでしょう?
藤浦 そう、聞かれても・・・。いや、もう凄いです。素晴らしいとかではなく“凄いこと”になってます。
玉野 今年はでも、何か大人っぽいですよね。うん、全体的に。タップも粋な感じのものが多いかな。
藤浦 全体的にタップ量が、去年より多いでしょ。
玉野 そうそう。多いけれど激しいヤツというのはそんなに無いんだよね。だから大人っぽい感じがしますね。ミディアムテンポが多いよね・・・前、M2とかガツガツやっていたけどね。
藤浦 あと、ナンバー的にコミカルなものもけっこう多くない?
玉野 そうだよな。
藤浦 まあ、パペッツはちょっと別として・・・
玉野 パペッツは別なんだ(笑)。
藤浦 あれは別物だから(笑)。それにしてもちょっとコミカルなナンバーが正月らしい感じなんじゃないですか。
●M2といえば、今までの方から玉野さんの振付が大変だったと伺ってますが
玉野 今までは大変でしたね。今年一番楽でしたね。
●そうなんですか
玉野 今年は楽だったですね、ジャジーなヤツだから。去年とか今年とかはちょっと粋な感じだものね。
藤浦 そうですね、今までの中で言ったら割と・・・。とは言っても、僕はいつも必死ですけれど。
玉野 前までは、こうガツガツ演るヤツだったんですよ、テンポも速くて。あれは確かに大変だったよね。
●では、今年は体力勝負ではなく、大人っぽく、と
玉野 そうですね。
藤浦 M2はそれほど体力勝負じゃなくなったよね。
玉野 この2年間で。・・・来年はまたガツガツに戻しますよ。
藤浦 止めようよ(笑)。いいよ、大人なんだから。
玉野 (笑)また凄いの演ろう!
藤浦 だって他で体力すごく消耗しているんだから・・・
●今年はオリジナルメンバーも揃って、ベストメンバーじゃないかと言われていますが、振付のしがいがあったんじゃないですか
玉野 実は今回、僕あんまり振付していないんですよ。サッちゃん(本間憲一)に全部渡して(笑)
藤浦 サッちゃん、ボリューム多いよね。
玉野 今年はね。まあ振り起しっていうか、大きいナンバーで今まで通りのものもありますので全体的には僕の振付って多いけれど、新作としては今年はサッちゃんが一番多かったですね。僕はM2とM4と自分のと3曲くらいですかね・・・メドレーは別として、うん。
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