第3回インタビュー ≪玉野和紀・藤浦功一≫ -3
●今年のメンバーは男5:女3ですが、この割合はどうですか
玉野 うーん、・・・微妙ですよね。
藤浦 創る側には難しいよね。
玉野 うん。創るのには女性2人というのもいいかな、と思うんですけれどね。5:2だと意外とバランスが取り易いんです。でも女性がちょっと大変になっちゃうから。女性のナンバーが大人数と言う感じがしないじゃないですか、2人だけだと。3人だと、まあ丁度いい。で、4人だと・・・今度は多く感じるよね、うん。だから全体としてはいいのだけれども・・・位置とか、創るのにはバランス的にちょっと難しいんですよ。奇数と奇数じゃないですか、男性と女性が。そして合わさると偶数。それってポジションとかちょっと面倒臭いんですよね。
●振付としては大変だ、と。
玉野 大変というか、やり辛いんですよ(笑)。でもバランス的にはいいんじゃないですかねえ。うん。
●今日は大晦日で明日は元旦。唯一のお休みと聞いているんですけれども、明日はどのように過ごされる予定なんですか
玉野 ・・・明日は極力休みたいんですけれど・・・。
藤浦 明後日からがね、ウチらキツイからね。
玉野 明後日からが大変なんで、
藤浦 あまり無茶しないで、今のうちに体力を温存しないと。
●でもホントに5年間続けてこられて・・・
玉野 本当は6年なんですよ。
●あ、そうでしたね。
藤浦 再演が1コあるからね。
玉野 トライアウトで俳優座(劇場)で演っていますんで。ま、博品館にきてからもう5年ですけれどね。・・・早いね、みんな5才歳とったんだね。
藤浦 有り得ない(笑)
●ここまで続いたポイントは何だと思いますか
玉野 何だろう・・・
藤浦 小屋(劇場)押さえちゃったからしょうがない・・・(笑)
玉野 (爆笑)まあ、冗談半分で「最低5年やろう。出来たら10年。」とか言っていたんですよ。でも毎回毎回、何か「どうしよう、ああしよう。」ってやって来たからじゃないですか。「これを次にやって」って計算じゃなくて、毎年毎年が勝負で、それがたまたま、“5”になった、って感じですよね。
●今年は10年に向けての通過点の年である、と
玉野 10年・・・10年演ったら笑えるよね。
藤浦 凄いね。
玉野 10年目に入ったら、フジももう40代になるからね。
藤浦 そのうち1人か2人、遺影になっている。
玉野 (笑)遺影・・・冗談を・・・
藤浦 気を付けないと。
玉野 フジが一番若いですからね、男性陣の中では。若い奴がどんどん動いて貰わないと。
藤浦 いや、無理でしょ。
玉野 今年はねえ、フジはしんどいと思う。ヒラとフジは。
藤浦 平沢・藤浦は結構ガツガツと・・・
玉野 あとはジェイかな・・・
藤浦 去年はボリューム少なかったもんね。今年のジェイは結構ガツガツやっている。
玉野 サッちゃんも「自分がこれ演りたい。」って出てるから多いんだよね。僕は少ないので・・・僕は来年ガツガツ演ります。今年はちょっと、これくらいにしておいて(笑)。M2ガツガツやります。
藤浦 えぇーー!
●恒例の質問ですが、一年を振り返ってどのような年でしたか
玉野 この1年ねえ、僕は凄く充実していましたね。創る方にちょっと力を入れてやっていたので、まあシンドかった部分もありますけど、いい勉強になりましたしね。色んな意味で創る事の大変さと面白さを両方感じた年ですね。なので、来年くらいから自分の作品をまた主に創り始めようと思っていますけどね。
藤浦 振付が増えた。振付ばっかりやった気がする。出ていたんですけれどね、ちょこちょこ色んなものにも。あと出演・振付両方っていうのも・・・
玉野 出演・振付ってシンドイよね。
藤浦 シンドかった。しかも20曲、って。石井竜也さんのね。
玉野 ミュージカルじゃん。
●『SUN』ですね。
藤浦 三部作でトータル20曲で、しかも三部作全部に出演と言う・・・2ヶ月前から準備に入ったんですよ。それでギリギリでしたからね。
玉野 良くやったねえ。
藤浦 逆に、凄くいい経験になりましたよ。それも有ったので、姿月さんのこの前の『THE PRAYER』も引き受けたのですが。あれはまたちょっと趣旨が・・・重いテーマの曲想とかでね・・・あれもまた大変だったんですけれどね。そんなのもやりつつ、友達のチェ・カンパニーの・・・オリジナルミュージカルかな、やったりして、割と本当に今年は舞台生活が充実していました。
●最後に作品のアピールとメッセージをお願いいたします。
玉野 2004年、あけましておめでとうございます。『Shoes
On!』で始まると絶対良いことがありますので、今年も是非博品館に来てください。お待ちしてまーす。あと、地方の方もですね、名古屋、富山、大阪、浜松、亀有ですね。亀有が最後なので博品館に来た方で、もう一度観たい方は亀有にも来られますので。あと、大阪ならびに各地方の方々、待っていてください。楽しみにしていてくださいね。頑張りますので、『Shoes
On!5』宜しくお願いします。
藤浦 た〜の〜しいですよ(笑)。ということで、年明けの初笑いと言うかハッピーなひと時になると思うので、是非ご家族揃って総出で、――初詣の帰りなんかいいんじゃないですかね。――遊びに来てください、お待ちしております。
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