韓国ミュージカル『Jack the Ripper』日本再上陸

左より：イ・ヒジョン（モンロー）、キム・ジュンヒョン（アンダーソン）、ソ・ジヨン（ポリー）

　1988年にイギリス・ロンドンで連続発生した猟奇的殺人事件の犯人として知られる“切り裂きジャック（Jack the Ripper）”。
少なくとも５人の売春婦を殺害し、その遺体を無残なまでに損傷した殺人犯は、新聞社宛に届いた犯人が書いたとされている手紙の署名により“切り裂きジャック（Jack the Ripper）”と呼ばれていますが、事件は一世紀以上経った今日まで未解決であり、その残虐性や多くの謎により、今なお様々な説が生まれて推理が行われ、多くの人々の関心や議論を呼んでいます。

　犯人が逮捕される事のなかったこの事件を題材として、これまでも多くの小説・映画・ドラマが創られてきましたが、2006年にチェコで初演されたミュージカル版（作曲：ヴァソ・パーテイル、脚本：イワン・ヘイナー、演出：ミカエル・コツォウレク）を、韓国でアレンジ（演出・脚本：ワン・ヨンボム）した『Jack the Ripper』は、観る者を圧倒するナンバーと緻密なストーリー展開が人気を呼び、2009年から2013年まで5年連続で公演が行われる大成功を収めています。

　2012年9月には来日公演が東京・青山劇場で行われ、その圧倒的な人気は海を渡っても続いて、チケットは完売し約4万人を動員するという大盛況となりました。

　そして2013年、公演会場を横浜にあるKAAT神奈川芸術劇場に移して、再び日本公演がスタート。日本公演のみの新キャストを加え、超豪華実力派が集結して、雄壮なミュージカルナンバーと緻密なストーリー展開で『Jack The Ripper』の世界を創り出します。

　主人公の外科医・ダニエル役には、今年2月のクモ膜下出血手術からの復帰第一作となるアン・ジェウク。そして昨年の『Jack the Ripper』や今年8月に上演の『三銃士』で、すっかり日本のファンにもお馴染みとなったオム・ギジュン、チ・チャンウクが韓国公演に引き続いて出演。
さらに、『Jack the Ripper』初出演となるＪｕｎ．Ｋ（2PM）と、昨年の日本公演でも同役を演じた、ソン・スンヒョン(FTISLAND)、ソンミン（SUPER JUNIOR）と、日本公演ならではの豪華韓国スターの競演も話題のひとつです。

　他にも、殺人鬼・ジャック役にはシン・ソンウ、キム・ボムレ、チョ・スンチャン、捜査官アンダーソン役にイ・ゴンミョン、ミン・ヨンギ、キム・ジュンヒョン、パク・ソンファン、記者・モンロー役にイ・ヒジョンとカン・ソンジン、アンダーソンの昔の恋人・ポリー役にソ・ジヨンとアン・ユジン、ダニエルと恋に落ちる娼婦・グロリア役にキム・ヨジンとＪ−Ｍｉｎといった、実力派俳優が総出演のこの舞台。

　初日にダニエル役を演じるＪｕｎ．Ｋ（２ＰＭ）からコメントが寄せられました。
　「今回はミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』のダニエル役を演じることになりました。
日本で、ミュージカル俳優として皆さんに舞台を披露するのは今回が2回目になりますが、良い演技をお見せできるように頑張りたいと思います。
愛を追う者ダニエルを楽しみにしていてください。』

　上演期間中には横浜公演上演記念イベントとして「サイン会」「ハイタッチ会」などの催しや、関西在住のファンからの強い要望に応えて11月21日(木)と30日(土)に、大阪・オリックス劇場を会場に「シアタービューイングin大阪」の開催が決定するなど、ミュージカル『Jack the Ripper』は、舞台ファンから韓流ファンまで幅広い層が堪能出来る作品といえそうです。

　なお、公演日程・キャストスケジュール・各種イベントなどの詳細に関しては、公式ホームページをご参照ください。

 

MUSICAL『Jack The Ripper』
（※韓国語上演（日本語字幕付き））

 

公演情報

日程	2013年11月4日(月・祝)〜11月30日(土)
会場	KAAT神奈川芸術劇場
料金	Ｓ席 16,000円　Ａ席 11,000円　Ｘ席 11,000円　Ｙ席 8,000円
主催	M Musical Art／ぴあ／Quaras
製作	M Musical Art
後援	横浜アーツフェスティバル実行委員会
問い合わせ先	Quarasエンタメ事務局　ticket-info@quaras.co.jp