『Paco〜パコと魔法の絵本〜from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』パコ役決定

パコと魔法の絵本

 『人間風車』(2000年、2003年)『ダブリンの鐘つきカビ人間』(2002年、2005年)他、数々のヒット作品を産み出した「作:後藤ひろひと&演出:G2」の強カタックの最高傑作とも言われ、個性あふれるキャラクターが繰り広げる笑いと感動に溢れたステージで幅広く高い評価を得た『MIDSUMMER CAROL 〜ガマ王子 vs ザリガニ魔人〜』(2004年、2008年)。2008年には「パコと魔法の絵本」として映画化もされた名作舞台が、この度装いも新たに『Paco〜パコと魔法の絵本〜from「ガマ王子vsザリガニ魔人」』として、2014年2月より東京・シアタークリエ、大阪・シアター・ドラマシティ他に於いて、新たなキャストで上演されます。

 舞台は都内の大病院。緊張感のない医師ときっぷの良すぎる看護士が迎える入院患者たちは、自殺未遂を繰り返す俳優、いわく付きの銃創を負うヤクザ、仕事中に骨折した消防士等、ちょっと問題を抱えた人たち。特にひどいのが、わがままで偏屈な初老の男。我値三昧、意地悪の限りを尽くすこの男に病院中が閉口。ところが、ちょっと不思議なたたずまいの少女・パコが現れて……。

西岡徳馬松下優也安倍なつみ吉田栄作、など豪華キャストが顔を揃えるこの舞台、ヒロイン・バコ役は、子役スターとして大ブレイク中の谷花音、そして谷花音とWキャストで「バコ」を演じる少女の公募オーディションが行われ、激戦の結果、新人の少女、キッド咲麗花(キッドさりか)がパコ役に選ぱれました。
キッド咲麗花は、現在12才の小学6年生で、日本人の母とオーストラリア人の父を持つハーフ。先日“17年ぶりの復活”で話題となった、新生「東京バフォーマンスドール」の研修生「TPD DASH!!」所属で、この公演が初舞台、初主演作となります。

キッドの起用について、演出を手掛けるG2は、
こどもの力というのは凄いです。こどものピュアさ、って作れるものではありません。彼女の笑顔にそういうナチュラルで、ピュアなものを感じました。透明感のある女優さんです。オーディションの特技のコーナーでは、ギターの弾き語りをした姿がとても良かった。(今回はそういう場面はありませんが)
とその魅力を語り、谷花音とのWキャストについては
Wキャストつて「どっちを観ればいいの?」と観る側も悩みますよね。私の目標は「もっとお客様を悩ませる」です。そしてWキャストは相手役も大変です。相手役を務める西岡徳馬さんが、谷花音ちゃんやキッド咲麗花ちゃんに初めて会った時に「よろしくお願いします」と、子供扱いせず丁寧にお辞儀をしている姿が印象的でした。強面の徳馬さんと、あどけない笑顔の二人による二つのコンビネーションにぜひご期待ください。」と効果を楽しみにしていました。

 谷花音キッド咲麗花の二人は、お互いについてそれぞれ、谷花音すごく優しくて、こんなお姉さんがいたらいいなと思いました。キッド咲麗花私にはお姉さんしかいませんが、花音ちゃんは妹みたいで、話しやすくて仲良くなれそうです。」と好印象を持った様子。
、また、自身が演じる「パコ」という役どころと、舞台への抱負については、谷花音パコちゃんは、すごく元気な女の子だけど、かわいそうだなと思うところもあります。初めての舞台ですが、自分だけのパコを演じられたらと思います。」、キッド咲麗花パコちゃんは、元気で明るい誰にでもやさしい素直な女の子だと思います。パコちゃんの気持ちを大事に、毎回新鮮に演じたいです。オーディションは「もしイメージに合わなくても、自分らしくやってみよう!」と思って受けました。選ぱれたと聞いた時は、本当に嬉しかったです。演技は初めてなので、まだ分からない事ばかりですが、皆さんに感動して頂けるように頑張ります!」と、共にこれが初舞台となる二人ですが、既に役のイメージを掴んでいるようでした。

 今回の再々演へ向けて「(映画化もされましたが)今回は“本家”の意地を見せたいと思います。演劇は観客の想像力をいかに引き出せるかが勝負。皆さんの想像力が加わってこそ、奇跡は舞台上に、劇場空間の中に現れ、心をゆさぶり、感動の嵐を呼ぶのです。映画でこの作品を知った方にもぜひ、体感的エンターティンメントである「演劇」の素晴らしさをとことん味わって頂きたい。」と意気込みを語り、自信をのぞかせた演出のG2

 童話の世界をモチーフに、後藤ひろひとの不可思議な世界をG2が立体化し、笑いから感動へ急展開する舞台。心の奥底に響くヒューマン・フアンタジーの再々演に演劇ファンならずとも期待が高まります。

 

 


『Paco 〜パコと魔法の絵本〜
from「ガマ王子 vs ザリガニ魔人」

 

公演情報

キャスト 谷花音(パコ)、キッド咲麗花(Wキャスト)
西岡徳馬(大貫)、松下優也(室町)、安倍なつみ(光岡)
伊礼彼方(浩一・浩二)、上山竜司(滝田)、川崎亜沙美(雅美)、広岡由里子(木之元)
マギー(堀米)、山内圭哉(龍門寺)、吉田栄作(浅野)

スタッフ 作:  後藤ひろひと
演出: G2

主催: 

東宝/キューブ

 

東京公演
日程 2014年2月7日(金)〜2月25日(火)
会場 シアタークリエ
料金 8,800円(全席指定・税込)
チケット

2013年11月9日(土)

 

大阪公演
日程 2014年3月6日(木)〜3月9日(日)
会場 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
料金 8,800円(全席指定・税込)
チケット

2013年11月30日(土)


他、各地公演予定

 

 

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