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第2回インタビュー ≪川平慈英・麻生かほ里≫ -3

●川平さんは今年、演出アシスタントとして2年目ですよね。

川平 ええ、もうビシビシ。

●今度はその立場としてはいかがですか

川平 (麻生さんを見て)なぜこんなに笑っているんでしょうね(笑)。でも僕のスタンスは最初からあまり変わらないです。クレジットをいただいて、ある意味自信を持って「ちょっと、こうやって演ろうよ。」とか、いつもより・・・一昨年よりかはアイデアを出してそれを汲み取って貰っているんですけれども。でも基本的に立場とかスタンスは最初から変わっていないです。
麻生 うん。
川平 「あんなこと演ろう、こんなこと演ろう」とか、いつも言い出しっぺで、逆に引っ掻き回して進むものも進まなくなってしまう時もあるんですけれども、ま、そういうのも有りつつ、楽しいですよ。
麻生 基本的に凄くアイデアマンだと思うので、凄いポンポンポンポン。稽古をしていくうちに「あ、こうしたら面白いんじゃない」ってどんどん皆から出てくるからね。
川平 皆もそうですね。皆からもいっぱい。

●本当に皆さんで創っている『Shoes On!』ですね

川平 そうですね、間違い無いです。こう言っちゃ失礼なんですけれど僕らが他所で経験する、いわゆる商業演劇、――もちろんこれもビジネスだし、それも劇団じゃないですからそういう要素も有るんですけれど、――そんな感じがしないんですよね。何か部活がというか、そしてそれを助けてくれるプロの人たちがスタッフに入ってくれて、「稽古場が部室」みたいな。それが結構認められて、評価されて、何回も出来ているかな、って感じがするんですけれどね。

●そこが5年続けてこられたポイントですか

川平 確かに「やらされている」という感は無いですね。自分も当事者なんで『Shoes On!』が上手く行くか――もちろんこの舞台でも、自分も歯車の一つなんですけれども――でも、もっと当事者意識が強いので、これが上手く行くか行かないかの責任の分担が結構有るのを感じています。で、尚且つ楽しく出来ているから・・・それが良いのかな・・・何でしょうね、何でこんなに続いたのかな・・・

●麻生さんはいかがですか

麻生 やっぱり一番は――どの舞台もそうなんですけれど――本当にみんなが仲良くて、和気藹々とアットホームで、そのステージの上の空気って絶対お客さんに伝わると思うんですよね。なんかもう本当に、良いモノが、良いエネルギーが生まれているので、それは単純にお客さんにも伝わるものなのかなぁ、って。演っている方がやっぱり楽しいし。
川平 怒られちゃうかも知れないですけれど、たまに「多分一番楽しんでいるのは、お客さんよりも俺なんじゃないかな」っていう瞬間が(笑)。まあ、パペッツとか、「ちょっとふざけ過ぎだぞ」って言われるかもしれないけれど、「いや、申し訳無いけれど、今一番楽しんでいるのは俺たちかも知れない」っていう瞬間が僕は有ります。

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