第2回インタビュー ≪川平慈英・麻生かほ里≫ -4
●今パペッツと出てきましたが、パペッツのアイデア担当はジェイさんですよね
川平 今年は稽古に入ってもう、3日目か4日目で科白打って出しましたから。早かったですよ、もう。今回、構想は早かったです。吃驚されてますからね。大体ね、稽古入って最後の2週間くらいで「ヤベェ、パペッツどうしようか」って、勢いで稽古場で殴り書きで「はい、これこれ!」って創っていたんですけれど、今回はSE(効果音)の入るところからナレーション原稿から、ナレーション読む人はこの人指定とか、もう出してますから。もう衣裳・小道具も全部出てますから。
麻生 科白全部ジェイが考えてるの?
川平 何を仰います。5年間僕ですよ。全部ですよ。
麻生 そうなの、うそ、知らなかった。そうなんだ。
川平 当初3年間くらいは、かなり(演出の)福田さんに赤鉛筆で「はい、これ駄目。これ危ない。カット。長すぎる。」。今はもう「これで行きます! 先生」。福田さんに「これです!」、そしてもうコピー、ばっと配って・・・
麻生 もう先生も手が付けられないくらいのものになっているんですよね(笑)。私たち女性はまだパペッツの稽古しているところを見てないんです、だからどんなものか解からないんですけれど、取り敢えず衣裳合わせだけは立ち会ったんで、もう吃驚しました、って言うか「これかよ!」って(笑)。
川平 でも、そんな大したシーンじゃないんですよ、そこは(笑)。箸休めというか、ある意味捨てナンバーですから。期待されるとちょっとドキドキしているんですけれども。
●でも、「今年のパペッツは何を演るんだろう」と期待している方もいると思いますが
麻生 絶対、みんなそう思っていると思いますよ。
川平 いや。でも考えるだけで楽しくなるんですよ、パペッツは。俺なんかもう・・・(笑)
麻生 だって同じナンバーを再演するってことはあるけれど、あれはパペッツっていうものは決まっていても、中身は決まってなくてシリーズ化しているものは他に無いので・・・
●そうですよね
麻生 地が出るでしょ、あれは、モロに。本編全部地だけれども、あれは特に。
川平 もう、ひん剥かれますから。男5人のパワーバランスも全部見えますから。誰が一番いじめられキャラなのか、いじめキャラなのか、誰が一番怒りキャラなのか、逃げキャラなのかとかバレますから。今回も良い意味で裏切っていきますから。とんでもない展開を皆さんにご提供いたします(笑)・・・なんでいちいちカメラ目線なんだろう・・・(笑)。でも今回は歌が充実します。
●女性陣が凄いですよね
川平 もう貫禄ですから。いや、これは間違い無く最強メンバー集結ですから。
●そう思います。
川平 間違い無いでしょう。当初はいろいろゲストの力を借りてね、これも大事なことなんで。俺たち単独じゃね、本当にちょっとパンチ力不足のところがあったんですけれど、もうここからはこのコアなメンバーでガツンと勝負出来るな、という感じがしますけれどね。
●その分、客席も期待が高いと思うんですよね
川平 ムムッ!
麻生 やったぁ!
川平 ヤバい! ヤバくないか・・・。でも今回は汗掻きだよね。『Shoes On! 5』副題はSweat。スエット=汗! 本当に動きますよ。
●体力の限界までですか
麻生 もう凄いと思いますよ。もしかして一番・・・どう、今までで。
川平 ちょっとかなり、「えっ ジェイさん、こんなダンサーだったの!?」って。良く「ガンサー」って言われますけれどね、顔で踊る「顔サー」。もやりますけれども、「こんなジャジーな川平慈英も、ジャズダンスな川平慈英もあったんだ」と。僕は昔、バックダンサーでしたからね。トシちゃん(田原俊彦)のバックダンサーもやり・・・
麻生 そうなんだ。
川平 ダンサーでしたから!!
●そのダンサー川平慈英を、今年は
麻生 物凄く堪能できると思います。
川平 復活させようかな、と。頑張ります。
麻生 これが一番の見所です。
川平 いやいや。意外と「何だよ、ショボイじゃん」って言われたら、「ギクッ!」みたいな。でも動きますよ。身体にはまだまだ鞭打って。
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