インタビュー その３

	プレビューのインタビューでは、宇都宮さんが「このプレビューが初めての通しだ」と仰ってましたが。
	【宇都宮】	え、言ってました？
	はい。共同インタビューのときに。
	【山本】	そうですね。仰っしゃってた。
	【宇都宮】	ありがと。
	プレビューが初めての通しと聞いて意外だったんですね。それまでに普通稽古場で通して・・・
	【石原】	あ、稽古場では通してます。宇都宮さんが仰ったのは要するに劇場に入って、ということ。たいがいは劇場でランスルーをしてから本番なんですが、劇場では場当たりだけでランスルーができなかった。劇場では場当たりだけです。 ノンストップでやったのはあのときが初めて。
	そういった意味だったんですか。
	【石原】	そう。稽古場では通しました。そういう意味です。稽古場では粗通しも含めると３、４回通したかな？ それから劇場に入って、本当は通す予定だったんですが、通せなかったんですよ。で最初がプレビュー。
	【宇都宮】	実質的に通せば通せるんですけど、一人一人の動きのダメ出しというか、ここはこういうふうに・・・とか、振りがその場で変わったり、ギリギリになって変わったり・・・本当にちゃんとした通しはプレビューのとき。
	劇場はそれぞれ大きさが違いますが、セットは同じ大きさなんですか？
	【石原】	セットに関しては去年も今年も、どこの劇場でも同じです。間口も奥行きも。劇場によって違う部分は隠したり覆ったりしていますけど。 違うのは裏の動線だけだね。

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