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その10

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引き続きまして、山本さん。マークなんですが、他の役はストーリーの中でその役だけを演じているんですが、マークは物語全体の狂言回し的な役ですよね。そういった部分での難しさというのは、演じていらして如何でしょうか。
【山本】 まあ、去年よりは楽ですね。ま、簡単に言えば、喉がどうのこうのとか。
去年は本当に、僕が最初に口火をきって、ここでまたボン! とセリフを言ってとか。
今回はみんなが役者みたいになって、マークが別にこれこれこうだ、とか説明しなくても、もう。
ロビーに掲示板あるじゃないですか。去年はマーク良かったとかよく書いてあったんですが、今年ないですもん。

ないですか?
【TUKASA】 自分で書いてた。
【山本】 だから自分でマーク最高! とか。
【TUKASA】 自分で書いてるの(笑)。マーク最高 by 山本とか。
【石原】 書いてあるじゃん。マーク良かったって。
【山本】 だけど本当に無駄な体力使わなくなりましたね。自然と。

じゃ、自然とナレーター的な役の方も。
【山本】 ですね。もちろんセリフもあるんですが、それは別に大したことではないんで。もともと舞台でセリフを言うというのはこれまでに何度かやってきたことなんで。ただやっぱり、本当に去年よりひとりひとりの役がすごく立ってるから・・・。
前はやっぱりマークからこの人たちへ、この人たちからマークへっていうように。RENTってそういうふうに最初たぶんお客さん観ると思うんですよ。だから多分、一番何の問題もない人間なんだと思うんですよ。エイズでもなければジャンキーでもないし。一番お客さんと近い立場の人から話に入っていくっていう・・・。やっぱりリピーターの人も多いし、なんか安心してやってるってかんじですよね。

去年もそうだったんですけど、今年も何回か拝見させて頂いて、山本さんが演じてらっしゃるんですけど、等身大のマーク・コーエンという感じですごく自然にみえるんです。
それは山本さん自身とマーク・コーエンという役に共通点があるからでしょうか。ものの考え方とか・・・。
【山本】 マーク・コーエンというのはユダヤ人ですよね。で僕は日本人なんですけど、RENTのなかでは日本人でない役をやってるんですけど。
そういうこととは全然違うんですけど、僕もRENTという作品が大好きで、ジョナサン・ラーソンが自分の実体験をマークに書いちゃってるんですね、例えば自分の彼女が本当にレズに取られてしまったとか。で、そういう役だから、すごく嬉しいというか、やりがいがあるな、とも思うし・・・・質問なんでしたっけ?

(一同笑)

共通点があるかどうか。
【山本】 共通点・・・ありますね。自分で見つけたとかじゃなくて自然とやってるうちに。本当にこういってはアレなんですけど、今まで自分がやったなかで、すごく自分にぴったりきた役だな、というのは本当に思いますね。
僕もアンソニー・ラッブという向こうのオリジナルの人を観て、マークというのはこういう感じか、っていうだけ頭のなかに入れておいて。でもやっていくうちにすごく独り歩きしたり、マーサやシェリーといった演出家の人が言うことで初めて解ったりしたこともあるし、これに立ってるときは本当に外人になった気分になりますね。

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